先日、20代~60代 10,000人を対象にしたマクロミルの調査によると、ビットコインを知っている人の割合は約88%、購入したことがある人が約4%とのことでした。2017年が仮想通貨元年と言われるだけあって、ビットコインは聞いたことがあっても、購入したことがある人はまだまだ少ないようです。
ビットコインの知名度が上がっているのは、2017年からニュースでもよくビットコインについて取り上げられるようになり、ビックカメラやHISなど大手でもビットコイン決済を導入する店舗が増えていることが大きいと思われます。

目次
ビットコインは、どこでどうやって買えるの?

ビットコインはどうしたら買えるのか。日本円でドルやウォン・バーツ・ユーロなど外貨を買う(両替)するように、日本円でビットコインを購入します。
また、ビットコインはどこで買えるのか。証券会社のようなビットコインなどの仮想通貨の取引所を運営している企業があり、仮想通貨取引所へユーザー登録をするとビットコインを購入することができます。
仮想通貨取引所を運営するにあたり、仮想通貨交換業者として金融庁に認められる必要があります。2017年11月19日時点では、11社が仮想通貨交換業者として認められています。
参考 金融庁 免許・許可・登録等を受けている仮想通貨交換業者一覧
・主な仮想通貨取引所
取引所名 | 運営会社 | 設立 | 資本金 |
bitFlyer | 株式会社bitFlyer | 2014年1月9日 | 41 億 238 万円 |
Zaif | テックビューロ株式会社 | 2014年6月16日 | 8億3,013万円 |
bitbank | ビットバンク株式会社 | 2014年5月 | 11億3,100万円 |
GMOコイン | GMOコイン株式会社 | 2016年10月 | 17億5,800万円 |
※ 資本金は、資本準備金を含む
国内最大手の仮想通貨取引所は、株式会社bitFlyerが運営するbitFlyerで、ユーザー数・取引量・預かり資産で3年連続No.1です。株式会社bitFlyerは2014年1月9日に設立され、bitFlyerの登録者数はまもなく100万人に到達します。
タレント成海璃子を起用して、bitFlyerのTVCMを流しているので知っている人も多いと思います。
現在、ビットコインを購入できる仮想通貨取引所は主にベンチャー企業が運営していますが、SBI・DMM・サイバーエージェント・ユナイテッド・マネックスなど金融サービスを運営している大手企業も新規参入を表明しており、2018年には仮想通貨取引所はさらに増えていきます。
ビットコインを購入するのには、何が必要?

ビットコインを購入するには、まずインターネットにアクセスするためのパソコン・スマホが必要で、スマホ1つで簡単にビットコインを購入することができます。
先ほども記載した通り、ビットコインを購入するには仮想通貨取引所にユーザー登録する必要があり、本人確認書類が必要です。
本人確認書類の種類としては、取引所ごとによって多少異なりますが、運転免許証・パスポート・マイナンバー(個人番号)カード・各種保険証・年金手帳のどれかが必要です。
また、身分証明書を含めた本人写真入りの画像が必要で、パソコンまたはスマホからアップロードする必要があります。
本人確認書類が必要な理由は、脱税などの犯罪によって得られた資金を、資金の出所をわからなくするために、架空または他人名義の金融機関口座などを利用して、転々と送金を繰り返したりすることを防ぐためです。(マネーロンダリング)
例えば、銀行でも10万円以上の現金での振込は本人確認書類が必要になりました。これは振込詐欺が横行したため、振込詐欺などの犯罪の抑制のためです。
証券会社で口座開設するときに、必ず本人確認書類が必要と同じように仮想通貨取引所の登録にも必要です。登録方法は、後程詳細にまとめますが仮想通貨取引所への登録は証券会社よりも入力項目が少なく、勤務先の情報や年収等の入力は不要のため、簡単に登録できます。
ビットコインを購入するまでの主な流れ

- 仮想通貨取引所へユーザー登録をする
- 個人情報等を入力
- 本人確認書類をWEB上で、アップロード
- 簡易書留を受け取り、サインする
- 入金を行う
- ビットコインを購入する
ビットコインを購入するには、仮想通貨取引所への登録→審査→簡易書留受け取り→入金→購入という流れです。
登録審査はクレジットカードとは異なり、入力情報の不備・本人確認書類の不備等がなければ、基本通過します。
未成年者の場合でも、保護者の承諾書と保護者の顔写真付本人確認資料があれば登録可能で、ビットコインを購入の取引を行うことが可能です。
実際に、bitFlyerでビットコインを購入する方法

ビットコインをまず購入するなら、国内最大手のbitFlyerをおすすめします。ユーザー数・取引量・資本金3年連続No.1。スマホアプリも使いやすく、各サポート対応や登録承認、入力反映処理なども早いです。今回、bitFlyerでビットコインを購入する方法をわかりやすくまとめていきます。
1.bitFlyerの登録方法

bitFlyerの登録方法を解説していきます。最短で即日で取引スタート可能です。
まず、bitFlyerの登録ページで、「メールアドレス」を入力して「アカウント作成」をクリックします。(FacebookアカウントやGoogleアカウントで登録も可能ですが、セキュリティ強化のためにメールアドレスで登録することをおすすめします。)
すると、入力したメールアドレス宛に下記のようなメール認証用のキーワードと初回パスワードがすぐに届きます。

bitFlyerのメール認証のキーワードと初回パスワード
メール認証のキーワードが届いたら、メール内に記載があるURLをクリックして「キーワード」を下記画面にて入力しましょう。

bitFlyerのメール認証画面
メール認証のキーワード入力が済んだら、利用規約・プライバシーポリシー・仮想通貨取引におけるリスク・取引時交付書面などに同意する画面が表示されるので、規約を読み同意の意思の上、各チェック項目にチェックをいれ「bitFlyerをはじめる」をクリックします。

bitFlyerの登録確認画面
するとbitFlyerのアカウントの登録自体は完了です。ただし、この時点では友人からビットコインを送付してもらったりなどしかできず、まだビットコインを購入することができません。
bitFlyerのアカウントの種類は、「ウォレット(財布)クラス」と「トレード(取引)クラス」があり、メールアドレスのみの登録ではウォレットクラスからスタートするためです。

bitFlyerのアカウントクラス
ビットコインを購入したり売却するためには、ウォレットクラスからトレードクラスにアップグレードする必要があり、個人情報等の入力や本人確認書類のアップデートをすればトレードクラスに変更され、ビットコインを購入することが可能になります。
・本人情報の登録
・本人確認資料の提出
・取引目的などの確認
・転送不要の書留郵便の受取

bitFlyer登録した直後のアカウントクラスの状況
メール認証のキーワードを入力したら、個人情報からを入力していきます。


入力項目は、自分の名前・住所・電話番号です。証券会社で口座開設するよりも入力項目はかなり少ないです。各項目を入力したら、「登録情報の確認」をクリックして次のページで同意をすれば個人情報の入力は完了です。
続けて、「本人確認書類の提出(アップロード)」を行います。

bitFlyer 本人確認書類の提出

bitFlyer 本人確認書類の選択
bitFlyerでは、下記の本人確認書類が登録有効です。
・運転免許証
・パスポート
・個人番号カード
・住民基本台帳カード(顔写真あり)
・各種健康保険証
・各種年金手帳
・各種福祉手帳
・印鑑登録証明書
・住民票の写し
・在留カード
・特別永住者証明書
大体の本人確認書類が有効です。いずれかの本人確認書類を選択して、スマホのカメラなどで写真を撮り下記画面にてアップロードします。

bitFlyerの本人確認書類提出画面
資料が鮮明に写っていない場合は、bitFlyerからメールが届き再提出を求められます。詳細は、bitFlyerのご本人確認資料のページを確認してください。本人確認書類の承認・未承認の結果はメールで届きます(後述で記載)
本人確認書類のアップロードが完了したら、続けて「お客様の取引目的等のご確認」にて、職業と取引目的を選択します。


取引目的の入力が済んだら、入出金を行う銀行口座を登録します。(入金の際に、また別口座から入金が可能です)

bitFlyerでの銀行口座の登録
銀行口座の登録を済ましたら、「携帯電話認証」で携帯電話番号を入力し、SMS(ショートメッセージサービス)で届いた番号を入力したら、全ての項目が完了します。

bitFlyerの携帯番号認証
不備なく、本人確認書類と銀行口座の登録が承認されるとビットコイン購入可能になるトレードクラスにアップグレードされた旨のメールがbitFlyerから届きます。
○○ 様のアカウントが「トレードクラス」にアップグレードされました。
トレードクラスでできること、ご利用制限等のご確認は下記をご参照ください。
https://bitflyer.jp/account-class
今後とも bitFlyer をよろしくお願いいたします。
これで、いよいよ入金をしたらビットコインを購入することが可能です。ただし、その前にセキュリティ強化のため、必ず「パスワードの変更」と「二段階認証の設定」をしておくことを推奨します。
パスワードの変更と二段階認証の設定は、アカウントの「設定」から設定可能です。パスワードの変更は、初回パスワードのメール内容にも記載あり。
2.bitFlyerの入金方法

bitFlyerの日本円入金画面
bitFlyerの場合、入力方法として銀行振込とクイック入金(主にインターネットバンキング)、コンビニ入金などがあります。
振込み方法 | 入金手数料 |
銀行振込 | 各金融機関所定額(ユーザー負担) |
クイック入金 | 324 円(税込)/件 |
銀行振込はユーザー負担で、bitflyerでは三井住友銀行と住信SBIネット銀行の法人口座があります。
クイック入金とは、インターネットバンキング口座があれば入金が即時反映され24時間利用可能なオンラインサービスのことです。三菱東京UFJ銀行であれば、三菱東京UFJダイレクトなどです。コンビニ入金もクイック入金のため、手数料 324円(税込)かかります。
銀行振込の場合、営業日中であれば即日対応も。ただし、クイック入金のように、リアルタイムには入金反映されません。土日祝だと、営業日になってから反映となるのですぐには反映されません。
おすすめの入金方法は、住信SBIネット銀行であれば入金手数料が無料で、土日祝でもいつでも大体10分以内に入力反映される入金方法をおすすめします。
詳細は、bitFlyerの入力手数料を無料にする方法の記事をご覧ください。
3.bitFlyerでのビットコインの購入方法(買い方)
アカウント登録し、日本円入金をしたら、いよいよビットコインを購入が可能になります。ビットコインの買い方・購入方法についてまとめていきます。
bitFlyerで、最初に迷うのがビットコインを購入する場所が2箇所あるということです。ビットコインを購入する際、「ビットコイン販売所」と「ビットコイン取引所」があります。

bitFlyerの販売所と取引所
販売所と取引所の明確な違いは「販売所は、bitFlyerから直接購入」「取引所は、bitFlyerのユーザー同士で売買を行う」という点です。
購入する際の差異点は、購入する価格(手数料)が全く違うということです。
ほとんど同時刻にて、販売所と取引所での購入価格を表示してみます。

bitFlyerの販売所購入画面
bitFlyerの販売所でのビットコインの購入価格は、1BTC(ビットコインの単位)921,816円。

bitFlyerの取引所の購入画面
bitFlyerの取引所でのビットコインの購入価格は、1BTC(ビットコインの単位)897,512円。
仮に1BTC購入した場合の販売所と取引所の差額は、24,304円です。かなり価格が変わります。もちろん、購入元は違えどどちらもビットコインの価値は変わりません。
「取引所」で購入した方が安くビットコインを購入することができるということです。
取引所で購入した場合は売買手数料が発生しますが、手数料は0.01%~0.15%(購入金額に変動)なので手数料を考慮しても取引所でビットコインを購入した方が明らかに安く購入することができます。(販売所で購入する場合は表示されている価格のまま、手数料なしで購入可能)
bitFlyerの販売所で購入するメリットとしては、ビットコインの購入最低取引単位が0.00000001BTCから購入できること。取引所の場合は、0.001BTCが(1BTC 90万円とした場合、約900円)最低取引単位です。
また、もう1つのメリットとしては、販売所の場合はbitFlyerから直後購入するので購入ボタンを押せば必ずすぐに購入することができますが、取引所の場合ユーザー同士での売買取引(板取引)のため、ユーザーがいなければ売買が成立しません。
ただし、bitFlyerは今約100万人に近いユーザーが登録しているため、基本的には購入注文した際にすぐに購入できるので、ビットコインを購入する際には「取引先」で購入することをおすすめします。


bitFlyerの取引所の購入画面
価格(BTC/JPY)に表示されている価格(897,512円)が1BTCあたりの現在の価格相場(最後の取引価格)を示しています。
数量が(BTC)がビットコインを購入したい数量を入力する画面です。1BTC 897,512が表示されている価格相場のため、0.01を選択した場合実際の購入価格は約897円です。プラスして0.000014BTCが手数料(0.15%)のため、0.01BTCで購入注文した場合は約900円ほどでビットコインを購入することができます。
画面表示では「+1」で1BTC、「+0.1」で0.1BTC、「+0.01」で0.01BTCと自分で購入したい金額にあわせて調整することができます。手動入力でも入力することが可能なので「0.001」単位で購入したい場合は自分で手動入力する必要があります。
ビットコインを簡単に購入したい場合、表示されている価格はそのままで、数量を購入したい金額分に合わせて調整して「コインを買う」をクリックすればビットコインの注文が完了します。
取引所の場合は、ユーザー同士の売買のためこの時点で購入(売買)は成立しません。基本的には表示されている価格で注文を出せばすぐに購入することができますが、価格が急に値上がりしているときなどに売りたいユーザーが少ない場合は注文してからすぐに購入できない場合もあります。
その場合は、注文を取り消して、再度取引所の購入画面を表示して再度「コインを買う」を押せば大体すぐに購入することができます。

bitFlyerの注文履歴
このように、注文履歴を見ることで注文したステータスが購入完了になっているかどうか確認できます。
ちなみに、価格表示の項目を自分で好きな価格を入力することも可能で、価格相場が自分が入力した価格になった際に購入することができます。(指値取引)
まとめ
ビットコインを購入したい場合は、仮想通貨取引所へ登録することが必要で、個人情報と本人確認書類を提出(アップロード)すればスマホ1つ(もちろんパソコンでも)でビットコインを購入することが可能。
登録する仮想通貨取引所は、ユーザー数・資本金・取引量が3年連続No.1のbitFlyerがまずはおすすめ。
入金する際には、入金手数料が無料になる住信SBIネット銀行が同時に口座開設することをおすすめ。
bitFlyerでビットコインを購入する場合は、「ビットコイン販売所」で購入するよりも安く購入できる「ビットコイン取引所」で購入することがおすすめし。

仮想通貨 取引・売買におすすめの取引所
1位.bitbank(ビットバンク)
2018年9月30日まで全仮想通貨の売買取引手数料が無料キャンペーン中のbitbank。リップル(XRP)などの人気の主要アルトコインを取引所形式で取引手数料無料は魅力。もちろん指値注文も可能。
2位.bitFlyer(ビットフライヤー)
ユーザー数・取引量・資本金(40億円)で、3年連続No.1 国内最大取引所 TVCMでお馴染みのbitFlyer。まず仮想通貨取引を始めたい人向き。三井住友銀行グループ・みずほ・SBIグループなども出資。BTC FX取引量国内最大でFXもおすすめ。

3位.Zaif(ザイフ)
ビットコインやアルトコイン・トークンを様々取り扱っていて、唯一積立投資(ドルコスト平均法)ができるZaif。毎月口座引き落としで、定期的に投資が可能です。
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これからビットコインを始めたい!という方向けの記事です。