コインチェック(coincheck)のスマホアプリは、各通貨の値動きやチャートが見やすく大変便利です。
しかし、コインチェックのアプリは、利用できるサービスがweb版(パソコンやスマホなどのブラウザ)よりも限られていて、ビットコイン購入時に手数料で損することがあります。
自分(buka)は、コインチェックを利用してずっとアプリを利用していたので、web版でログインして初めて知るサービスも多くもありました。

目次
コインチェックのアプリは、利用サービス範囲が狭いので要注意
コインチェック(coincheck)のアプリは、普段外出先で各通貨の値動きを見るツールとしては、非常に優秀です。

コインチェックアプリの各通貨の画面
こちらは、コインチェックのアプリの「チャート」で見れる各通貨の値動きの画面です。
昨日対比で、当日の値動きが%で表示されますし、コインチェックが取り扱っている各通貨の価格もリアルタイム表示ですぐにチェックすることができます。

コインチェックアプリのローソク足チャート
また、「チャート」から各通貨の箇所をクリックしてローソク足チャートを選択すると、ローソク足チャートを「1分」「5分」「15分」「1時間」「4時間」「1日」単位で見ることができます。
しかし、冒頭でお伝えした通り、コインチェックのアプリはブラウザ版よりも利用サービス範囲が狭く、全てのサービスを利用できません。
簡単にweb版とアプリでの利用できるサービスの比較表を作成しました。
コインチェックのサービス | web版 | アプリ |
ビットコイン取引所 | 〇 | × |
各種通貨販売所 | 〇 | 〇 |
信用取引 | 〇 | × |
トレードビュー | 〇 | × |
BTC以外の通貨受け取り | 〇 | × |
BTC以外の通貨送金 | 〇 | × |
貸仮想通貨申込 | 〇 | × |
コインチェックでんき | 〇 | × |
価格アラート設定 | 〇 | × |
※ BTC=ビットコイン
各サービスのweb版とアプリでの違いの詳細をまとめていきます。
コインチェックのweb版にあって、アプリ版にないサービス
1.ビットコイン(BTC)取引所がない

コインチェックのビットコイン取引所
コインチェック(coincheck)には、ビットコイン「取引所」と「販売所」があるのですが、アプリには「取引所」がありません。
販売所と取引所の明確な違いは「販売所は、コインチェックから直接購入」「取引所は、コインチェックのユーザー同士で売買を行う」という点です。
購入・売却する際の差異点は、購入・売却する価格(手数料)が全く違います。
購入手数料 | 売却手数料 | |
ビットコイン取引所 | 無料(0%) | 無料(0%) |
ビットコイン販売所 | 変動制(約0.5%以上) | 変動制(約0.5%以上) |
ビットコイン取引所での購入・売却手数料はどちらも無料(0%)でビットコイン(BTC)を購入・売却することができます。
しかし、ビットコイン販売所では購入・売却手数料が変動制で無料(0%)ではありません。おおよそ購入・売却の度に、0.5%~2%ほど手数料がかかります。ちなみに、コインチェックのホームページではビットコイン販売所の手数料(スプレッド)は無記載です。

ビットコイン販売所の手数料
仮に、100万円分のビットコインを購入した場合、0.5%だと約5,000円分。2%だと約20,000円分損することになります。

コインチェックアプリのビットコイン販売所
このように、コインチェックのアプリではビットコイン(BTC)販売所しかありません。そして、アプリ内表示では販売所と記載もないので、コインチェック利用初心者の方は気付かずに手数料分で損をしてしまいます。
パソコンやスマホのweb版からコインチェックにログインして
ビットコイン取引所で、ビットコインを手数料無料(0%)で購入しましょう。
2.信用(レバレッジ)取引がない

コインチェックの信用取引
コインチェックのアプリでは、信用(レバレッジ)取引がありません。
コインチェックでは、日本円を証拠金として最大レバレッジ5倍でビットコインを買い(ロング)・売り(ショート)ポジションをもつことができます。
bitFlyerやGMOコインでは、スマホアプリで信用(レバレッジ)取引ができますが、コインチェックのアプリではできないので、こちらも信用(レバレッジ)取引をしたい場合はweb版でログインして利用しましょう。
3.ビットコイン(BTC)以外の仮想通貨を送金・受け取りできない

コインチェックのアプリのBTC受け取り画面
コインチェックのアプリでは、ビットコイン(BTC)以外の通貨(その他アルトコイン)を受け取り・送金することができず、ビットコイン(BTC)のみ受け取り・送金が可能です。
アプリで「受け取る」を選択すると、上記の画面が表示されますが、「Bitcoin Cashを含むオルトコインは受け取りアドレスが異なります」と表示がされます。

コインチェックの各通貨の出金画面
コインチェックで、ビットコイン(BTC)以外のアルトコインを受け取り・送金したい場合は、アプリではなくパソコンやスマホのweb版からログインして、受け取り・送金しなければいけません。
4.貸仮想通貨・コインチェックでんきは申し込めない
コインチェックの独自サービスとして、「貸仮想通貨(レンディング)」「コインチェックでんき」がありますが、こちらもアプリでは利用(申込)することができません。

貸仮想通貨サービスとは、保有する仮想通貨を一定期間コインチェックに預けることで、指定契約期間満了後に一定の料率で計算した利用料を預けた仮想通貨で受け取れるというサービスです。
最大年率は5%で、年率は期間ごとによって異なり、14日間:年率1% 30日間:年率2% 90日間:年率3% 365日間:年率5%と決まっています。2週間でも貸した仮想通貨の1%が自身に返ってきます。

コインチェックアプリの貸仮想通貨
コインチェックのアプリで、貸仮想通貨を申し込もうとすると、「現在貸出はwebでのみ受け入れております。貸出を行う場合はwebより操作をお願いいたします。」と表示され、アプリから申し込むことができません。

コインチェックには、電気代をビットコインで支払うことができる決済プランと、ビットコインをもらえる付与プランの2つの料金プランがある電力サービスでコインチェックでんきというサービスがありますが、これもアプリから申し込むことはできません。
貸仮想通貨(レンディング)とコインチェックでんきを利用したい方は、web版から申し込むようにしましょう。
5.トレードビューが使えない

コインチェックのトレードビュー
コインチェックのweb版では、「トレードビュー」という各通貨の値動きを様々な指標で見ることができるツールがありますが、アプリでは見ることはできません。
トレードビューの右下の画面にて、ビットコイン取引所(手数料無料)と信用(レバレッジ)取引をすることが可能です。
ただ、アプリでもローソク足チャートが見れるので、このトレードビューが利用できないことはそんなにデメリットではないですね。
6.価格アラート設定ができない

コインチェックの価格アラート設定
再度に、コインチェックには指定した通貨の価格変動や価格到達した場合に通知をしてくれる「価格アラート設定」がありますが、こちらもアプリでは設定することができません。
この価格アラート設定は非常に役に立つツールで、指定した通貨ペアの通知条件(価格変動・価格到達)が起きた時に、メールや電話で知らせてくれます。
電話では、非通知設定で通知してくれるのですが、これが非常に便利です。
仮想通貨市場は右肩上がりの市場のため、暴落時に購入すれば利益を得ることができる可能性が非常に高く、通知がきたら信用(レバレッジ)取引で買い(ロング)をしたり、高騰したら場合によっては通貨を良いタイミングで売却したりしています。
価格アラート設定をしたい場合は、web版にログインして設定するようにしましょう。
まとめ
コインチェックのアプリは非常に使いやすいが、利用できるサービス範囲が限られていて、ビットコイン(BTC)購入時には手数料で損することも。
コインチェックのアプリで利用できないサービスは、主に「ビットコイン取引所」「信用(レバレッジ)取引」「ビットコイン(BTC)以外の通貨の受け取り・送金」「貸仮想通貨・コインチェックでんきの申込」「トレードビュー」「価格アラート設定」の6つです。

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