bitFlyerが2017年「仮想通貨元年」と謳ったように、2017年は仮想通貨の歴史の中でも一番各通貨の価格上昇や知名度向上など世間認知が広がった年でした。

2017年「仮想通貨」のGoogle検索数推移
ここまで仮想通貨の認知度や投資ユーザー、価格が上昇したのはbitFlyerやコインチェックのTVCMや各広告・各メディアの取り上げが大きいでしょう。
仮想通貨の代表格、ビットコイン(BTC)は2017年の1年間で価格は約20倍以上。年利計算すると約2,000%以上です。異常な価格上昇率です。「仮想通貨はバブルだ」という意見もそりゃ出てきますよね。

TOP3位の仮想通貨から値上がり傾向や2018年の仮想通貨傾向推測も。
目次
コインチェック銘柄 2017年値上がり率を調査。TOP3位は?

・ビットコイン(BTC)
・イーサリアム(ETH)
・イーサリアムクラシック(ETC)
・リスク(LSK)
・モネロ(XMR)
・オーガー(REP)
・ファクトム(FCT)
・リップル(XRP)
・ジーキャッシュ(ZEC)
・ネム(XEM)
・ライトコイン(LTC)
・ダッシュ(DASH)
・ビットコインキャッシュ(BCH)
国内仮想通貨取引所では、コインチェックの仮想通貨の取り扱い種類13種類はNo.1です。
早速ですが、コインチェックが取り扱っている仮想通貨銘柄の2017年1年間の価格値上がり率をまとめていきます。
価格集計期間は、2017年1月1日から2017年12月31日の期間で各通貨終値で算出していきます。各通貨の終値価格参照は、コインチェックホームページの取扱い通貨の終値一覧にて。
参考 CoincheckBlog 取扱い通貨の終値一覧ページが公開されました!
仮想通貨の税金は仮想通貨同士のトレードでも課税ですが、コインチェックが確定申告の際に損益計算をしやすいように各通貨の日足での終値価格を一覧で表示してくれるようになりました。今回、こちらを活用していきます。
取り扱い仮想通貨 | 2017年1月1日 | 2017年12月31日 | 2017年値上がり率 |
ビットコイン(BTC) | 11万7,353円 | 157万0,001円 | 約14倍 |
イーサリアム(ETH) | 995.15円 | 8万5,094円 | 約90倍 |
イーサリアムクラシック(ETC) | 175.08円 | 3,010.3円 | 約19倍 |
リスク(LSK) | 19.021円 | 2,270.1円 | 約132倍 |
ファクトム(FCT) | 346.78円 | 5,260円 | 約15倍 |
モネロ(XMR) | 1,643.5円 | 3万8,241円 | 約24倍 |
オーガー(REP) | 460.93円 | 7,857.9円 | 約17倍 |
リップル(XRP) | 0.777円 | 232.99円 | 約328倍 |
ジーキャッシュ(ZEC) | 5742.4円 | 5万4,656円 | 約10倍 |
ネム(XEM) | 0.433円 | 110.31円 | 約253倍 |
ライトコイン(LTC) | 531.61円 | 25,683円 | 約50倍 |
ダッシュ(DASH) | 1,376円 | 11万7,750円 | 約89倍 |
ビットコインキャッシュ(BCH) | ※3万2,825円 | 27万8,663円 | 約12倍 |
※ ビットコインキャッシュ(BCH)は、8月14日から取り扱い開始のため8月14日の価格。
なんと1年で100倍以上値上がりした通貨が3つもありました。
TOP3位は1位がリップル(XRP)の約328倍、2位がネム(XEM)の約253倍、3位はリスク(LSK)の約132倍。
このTOP3位の仮想通貨の傾向としては「1通貨あたりの価格が低単価であった」ということです。
2017年1月1日 リップル(XRP)の価格は1XRP 0.777円。ネム(XEM)は1XEM 0.4333円。リスク(LSK)は19.021円でした。全て1通貨あたり、100円未満の仮想通貨です。
結果的にみると、2017年の1年間は低単価の仮想通貨へ投資をしていれば、ビットコイン(BTC)よりも大きくリターンを得られた。ということになりますね。
また、注目すべき点は仮想通貨のアルトコインは1,000種類以上あり、全く無価値同然になるコインもある中で、コインチェックの取り扱い仮想通貨は、全て10倍以上価格が値上がりしています。
コインチェックの銘柄を全て購入していてずっとホールドしていれば全て値上がりし損することはなかったということにです。

中には詐欺コインとよばれる仮想通貨(アルトコイン)もありますから、その点ではコインチェックの取り扱い基準は信頼できます。
コインチェックの取締役の大塚雄介さんは、あの「いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン」の著者でもありますし、ブロックチェーンの知見に長けています。
コインチェックの代表取締役社長の和田さんは、インタビューで「今後も仮想通貨の取り扱い種類は増やしていくつもり」と発言されていますから、コインチェックに上場する仮想通貨は注目ですね。
参考 “激動”だった2017年の仮想通貨–大手取引所のコインチェック和田社長が振り返る
2018年以降、仮想通貨の価格値上がり率と傾向はどうなる?

今回、コインチェックが取り扱っている仮想通貨銘柄の2017年1年間の値上がり率を算出してみましたが、2018年の個人的予想を書こうと思います。
まず、2018年ビットコインを始めとした「仮想通貨」自体 市場が伸びていくのか?バブルのように弾けてビットコインをはじめとした各仮想通貨価格が下落していくのかということですが、「2018年も仮想通貨市場は伸びていく」と個人的には思っています。
少なくとも2018年は仮想通貨はバブルのように無価値になることはないんじゃないかと思います。
店舗決済に取り入れられたり、国が法定通貨として認めたり、ビットコインをはじめとしたブロックチェーン技術の革新はまさしくこれからだと思っているからです。価格反映はどうなるか分かりませんが、需要があればおのずと価格にも反映されていくと思っているので、価格も2018年は伸びるとは思っています。
理由は、ビットコイン(仮想通貨)投資は儲かるのか?市場状況から考察。ビットコインはバブル?の記事をご覧ください。

引用元:coinmarketcap 仮想通貨全体の時価総額
ちなみに、2018年1月時点での仮想通貨全体の時価総額は約80兆円から90兆円と100兆に近づいています。
2018年各通貨の値上がり率ですが、2017年の傾向を見ると「同じく低単価通貨を購入していればリターンをを大きく期待できる」とも考えられますが・・・

2017年は何の仮想通貨を買っても利益が出る、投資の世界ではあり得ないイージーな相場でした。
2017年は国内だけではなくアメリカや韓国などの海外含めてユーザー数は激増し、さらにはアメリカのCMEなどに先物取引としてビットコインが上場したり、機関投資家も仮想通貨市場へ参入してきました。
機関投資家参入により、価格相場が荒れる(仕手)動きをしたりすることもあるのではないかと。
2018年の動きで一番気にしているのは、各仮想通貨の中でも将来性(実用性)にしっかりと期待がもてる仮想通貨だけが評価され、価格も反映(値上がり)していくのではないだろうかと思っています。
例えば、ビットコイン(BTC)はその認知度や発行枚数が有限のことから価値の保存の位置。ビットコインキャッシュ(BCH)は決済通貨の位置。リップル(XRP)は銀行間での送金、イーサリアム(ETH)はアプリケーションプラットフォーム。などです。
何も実用性の見込めない仮想通貨(アルトコイン)は、淘汰されていく気がしています。少なくとも1通貨あたり低単価だから2018年も同様に大きく価格上昇が見込めるなんてことはないじゃないかなと。

自分(buka)は、仮想通貨のみの投資ポートフォリオはリスキーだと思っているので、ロボアドバイザーや投資信託・国内株式などにもポートフォリオを分散しています。
少なくともキャッシングを利用して仮想通貨へ!全財産を仮想通貨!なんてことは推奨できません。仮想通貨だけではないですが、投資はあくまで余剰資金で行いましょう。
仮想通貨 取引・売買におすすめの取引所
1位.bitbank(ビットバンク)
2018年9月30日まで全仮想通貨の売買取引手数料が無料キャンペーン中のbitbank。リップル(XRP)などの人気の主要アルトコインを取引所形式で取引手数料無料は魅力。もちろん指値注文も可能。
2位.bitFlyer(ビットフライヤー)
ユーザー数・取引量・資本金(40億円)で、3年連続No.1 国内最大取引所 TVCMでお馴染みのbitFlyer。まず仮想通貨取引を始めたい人向き。三井住友銀行グループ・みずほ・SBIグループなども出資。BTC FX取引量国内最大でFXもおすすめ。

3位.Zaif(ザイフ)
ビットコインやアルトコイン・トークンを様々取り扱っていて、唯一積立投資(ドルコスト平均法)ができるZaif。毎月口座引き落としで、定期的に投資が可能です。
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2018年はもっと上がる気がしてならないです。期待もこめて(笑)
株式などの個人投資家で仮想通貨保有者は10%未満のようですから、国内だけでみたら18年はあがるなーとは思ってます。17年の伸び率をこえたらちょっとこわいですけどねw http://kashikoku.info/virtual-currency-ratio