大学生の頃から綿棒で耳掃除をするのが気持ちよくて、耳のかなり奥まで強く綿棒で耳掃除を毎日していましたが、耳から血がでたり、耳をひっぱると痛かったり外耳炎になっていました。
何度か耳鼻科にいって、ステロイドを含む軟膏を処方してもらい治りましたが、どうしても耳掃除がやめられず、頻繫に外耳炎になり、遂には今年外耳道真菌症と診断されてしまいました・・・。
中耳炎や外耳炎はよく聞きますが、外耳道真菌症という病気は聞いたことがなくインターネットで調べながら、3か月以上通院し治療完了(完治)しましたが、ものすごくつらかったですし、なかなか治りませんでした。

外耳道真菌症という病気になるとなかなか治らないですし、インターネットで色々なサイトを探しても外耳道真菌症を完治させた方が書いているサイトがあまりなかったので、実体験を元に書いていきたいと思います。
目次
外耳道真菌症になってしまった原因。耳掃除のしすぎは危険!

外耳道真菌症になってしまった理由はタイトルに書いた通り、「毎日耳掃除のしすぎ」もうこれが全てです。

上の耳の構造のイラスト画像で言うと、中耳の箇所あたりまでかなり強く綿棒で毎日綿棒で耳掃除をしてしまっていました。
乾燥していると痛いので、お風呂上りの耳垢が湿っているときに綿棒で耳掃除をしたり、耳が綿棒のしすぎで乾燥していても市販の軟膏を塗ってまでしても、耳掃除が辞められずに毎日していました。
綿棒で耳掃除をしている人ならわかると思いますが、綿棒で耳掃除って気持ちいいんですよね。やめられない癖になるほど。
それが習慣付いて外耳炎になり、さらには外耳道真菌症になってしまいました・・・。

今回、外耳道真菌症になって初めて知りました。
「みみあか」、「みみくそ」って一般的には呼びますが、正式には耳垢(じこう)といい耳垢には耳の表面を潤したり、ホコリをよける効果がありって、古い耳垢は勝手に耳からでるように人間の身体はできているので耳掃除をしても月に1回、手前を軽くふく感じでいいんです。(外耳道真菌症になってから知りました)
耳垢できたら、耳掃除!じゃなくて、癖になっている人も多いと思いますが放置しましょう。勝手に不要な耳垢は耳の外に出ますので。
ただし、耳垢にも乾燥している・湿っているなど個人差があるので、一般的には耳掃除は不要ですが、気になる方は耳鼻科の先生に相談するのが良いと思います。
お風呂の時には、耳の中に水が入らないようにした方がいいです。水をとろうとして綿棒で水分をとって耳掃除、これは最悪です。
参考「耳掃除は不要」米医学界が本気の警告 新ガイドラインを発表

外耳道真菌症とは?よく聞く外耳炎との違いは?
外耳道真菌症とは?
外耳炎真菌症とは、簡単にいうと耳掃除などのしすぎて、耳の中を傷つけてしまい真菌というカンジダ菌やアスペルギルス菌などが繁殖して、耳の中にカビができてしまう病気です。
真菌っていうのは、カビのことです。
外耳道真菌症は、外耳炎よりも完治するまで時間がかかり、定期的な通院が必要で根気がいります。
また、一度完治しても頻繁に耳掃除をしていてこのように外耳道真菌症までなる人は、外耳道の抵抗力が弱っている状態なので、以前のように耳掃除をしてしまうと、外耳炎真菌症に再度なりやすいです。
外耳道真菌症とは?
外耳道真菌症とは、耳かきや耳掃除で外耳に細かな傷がつき、そこに真菌が繁殖して発症します。
外耳とは、耳の入り口から鼓膜までの部分です。外気にさらされない部分ですから、皮膚が弱く、ちょっとした刺激でも傷つきます。耳掃除をしているときにうっかり傷つけてしまうことも珍しくありません。
特に、硬い木製の耳かきや爪の先で耳かきをしていると、外耳を傷つけやすいでしょう。この傷口に雑菌が入ると、外耳炎になります。外耳炎になると耳の中が腫れて痛がゆくなったり、耳だれが出ることもあるでしょう。このようなとき、患部に真菌(カビ)が繁殖すると外耳道真菌症になります。」
引用元:耳・鼻・喉の健康情報局 耳の中にカビがはえる外耳道真菌症とは? 原因や治療方法を紹介します。
外耳炎と外耳道真菌症の違い
外耳炎と外耳道真菌症の違いとしては、治療期間と治療方法が全然違います。
そもそも、過度な耳掃除などによって外耳炎になった人が耳の皮膚の抵抗力がなくなって、慢性化してしまうとカビが生えて外耳道真菌症になる場合が多いようです。
まさしく自分はこのパターンでした。大学生の時に慢性的な外耳炎になってしまい、それから約7年もずっと外耳炎に頻繁になってしまい、さすがに我慢できなかったので耳鼻科で通院して治すことにしました。
外耳炎(外耳道炎ともいいます)は、症状は外耳道真菌症と似ていますが痛みが症状として出ることが多く、治療期間は、1週間~2週間程度で治ります。治療方法は、消毒してステロイド含んだ軟膏などを塗れば治り、自然治癒でも治ることがあります。
一方、外耳道真菌症は、カビが生えるので症状としてはかゆみが強く、治療期間はすぐには治らず、最低でも1ヶ月、数ヶ月かかることが多いです。治療方法は、定期的に耳鼻科に通院し、耳の中のカビを除去し、消毒し抗菌薬を塗ってもらいます。
治療期間が長い理由は、一度耳鼻科に通院してカビを除去してもらったからといって全てのカビが除去できないからです。一度、外耳道真菌症になってしまうとカビをなくすのは簡単じゃありません。何度も何度も定期的に耳鼻科の先生の除去してキレイにしてもらい、抗菌薬を塗ってもらう治療を繰り返すことが必要です。
耳浴と呼ばれる、点耳薬で外耳道を一定時間満たす治療を行うこともあり、自分は耳浴をしました。

引用元:原田耳鼻咽喉科
一度カビを除去しても完全には除去できず、何度も通院して徐々にカビを減らしていくので、外耳道真菌症は、治療に時間がかかります。根気が必要です。
例えるならば、ネズミがたくさんいるでかい倉庫でネズミ駆除しても一回じゃなかなかネズミを駆除することはできないですよね。繁殖もしますし。何回も何回も根気よく駆除して、やっとネズミはいなくなります。
しかし、ネズミが出るということは、環境がよくないはずなので、ネズミがいなくなっても以前の環境のままだと、またネズミがでてきてしまいます。
外耳道真菌症も一緒です。完治したからといっても以前のように、耳掃除を毎日してしまってはすぐに外耳道真菌症になります。
外耳道真菌症が治ったばかりだと、耳のバリアがまだ弱い状態なのですぐに傷ついて菌がはいり、カビが生えてしまいますので、外耳道真菌症は一度なってしまうと、繰り返し外耳道真菌症になってしまう方が多いようです。
外耳道真菌症の治療方法について。助けてください。治療が痛くてとても耐えられません。本当にこの治療方法で合っているのでしょうか。。。
完治した方、詳しい方いらっしゃいましたら、至急アドバイスいただけると幸いです(泣)昔から耳掃除のしすぎで、外耳炎を何度も繰り返しておりその度にリンデロン軟膏を使用していました。
真菌症になったのは1週間前で初めてのことです。
引用元:Yahoo知恵袋
通院開始から外耳道真菌症発覚、治療完了までの経過


あえて、完治と記載しなかったのは、さきほど記載した通り外耳道真菌症は一度治っても再発しやすいため、自分が治ったのは今年の春ごろの話で、元の綿棒で毎日耳掃除をする習慣に戻ってしまえば、再発の可能性があるからです。
最初に耳鼻科にいったときは、外耳道真菌症とわからず(そもそも知りませんでした)耳が痛くて、耳づまりがひどかったので外耳炎がひどくなったのかな?と思い耳鼻科にいきました。
最初は、耳鼻科の先生も外耳炎と診断して、耳の分泌物を除去し点耳薬をもらったり、何度か通院を繰り返しましたが、外耳道真菌症って、耳鼻科の先生でも見ただけですぐにはわからないようです。
検査をして、外耳道真菌症かどうかわかります。また検査結果も即わかるわけではなく数日要します。(もしかしたら、すぐにわかる耳鼻科もあるかもしれません。自分が通院した耳鼻科は有名な耳鼻科のようですが即日では結果が出ませんでした。)
外耳道真菌症かもしれない?という合図は、「耳垢が黒かったり、菌糸がついている」ということで数回耳鼻科に通院したときに、「もしかしたら外耳道真菌症かもしれない」と言われそのまま検査をして、後日外耳道真菌症が発覚しました。
そこから処方方法が変わり、毎回カビを除去して抗菌薬を耳に塗るという治療をしに耳鼻科に通院を繰り返しました。
耳鼻科の先生からは「週に1~2回通院してほしい、それでも数ヶ月かかる」と言われその通りの頻度で通いました。
会社員の人で外耳道真菌症になったかなりキツイですね。耳鼻科が空いている時間が限られますし、仕事帰りが遅い方だと平日は通院は難しかったり。
自分の場合は、会社に外耳道真菌症と伝え業務時間中に時間をみつけて、会社から近くの耳鼻科に定期的に通うことができました。
治療期間中は、耳鼻科以外で耳の中に手を入れたり、綿棒や耳かきで耳掃除をすることは一切やめました。
また、イヤホンをすると耳の中の湿度をあげてしまい、菌が好んで繁殖してしまうことがあるので治療期間中は、イヤホンや耳栓することはやめました。
とにかく、耳に触らないこと・耳掃除をしないこと。耳をいじりたく我慢できなくなったら耳鼻科にいく。
これを徹底しました。ひどい時には1日に2回や週に4回くらい耳鼻科に行ったりもしましたね。
そうして治療(通院)を進めていき、3ケ月~半年かけてようやく大学生以前の正常な耳の状態に徐々に戻ってきて、治すことができました。
ちなみに、毎回の治療費用は500円前後でした。治療治りかけの時に、一度聴力テストをしましたがその時に3,000円かかったくらいですかね。それが3か月以上毎週続くので、外耳道真菌症になってしまうと費用的にも厄介です。
外耳道真菌症が治って耳鼻科にいかないようになってから、半年経過しましたが再発しそうで怖い気持ちはまだあります。
外耳道真菌症は、本当につらくて治療期間中は、仕事もまともに手につかなかったので。いらいらして、自律神経が乱れて、心療内科にいったりもしましたし。
自分が外耳道真菌症になってからの具体的な症状やつらかったことを書こうと思います。
外耳道真菌症で、一番つらかった症状

「耳のかゆみ」と「耳づまり」です。
初期症状としては、「耳のかゆみ」がかなりひどかったです。かゆみを抑える薬をもらいながら通院してよくなってきましたが、夜眠れないくらい気になりました。耳のかゆみは1ヶ月~2か月以上は続いて、2か月くらい経過してからかゆみがなくなりました。
また、「耳づまり」もひどかったです。どちらかというとこちらの症状の方が常に耳づまりが気になって仕事が手につかず、場合によっては仕事を途中で切り上げて帰るということもあり、
これは外耳道真菌症になるとカビが生えているので分泌物が多く耳がつまってしまい外耳道真菌症の症状のようです。
下記に外耳道真菌症の一般的な症状を引用しておきます。
外耳道真菌症の症状!痛みはあるの?
外耳道真菌症になると、次のような症状が現れます。
・耳の中が痒い
・耳が痛い
・耳だれが出る
・耳あかが黒や赤など菌糸を含んでいる
・耳あかや耳だれが臭う
・外耳道が腫れる引用元:豆知識PRESS 外耳道真菌症の原因と症状や治療方法!うつる場合もあるの?
上記の症状は、大体全部出ました。
先ほども書いた通り、自分の場合は「耳のかゆみ」と「耳づまり」が一番いらいらしてなかなか治らなかったです。
耳がよくかゆくなるひとで、耳垢が黒かったりしている人は外耳道真菌症の可能性があると思います。一度、耳鼻科で診てもらうことをおすすめします。外耳道真菌症を放っておくと難聴のような症状になってしまうので、甘くみてる病気じゃないと思います。
耳鼻科の先生と決めた「治療期間の1つ約束」
耳鼻科の先生と治療にあたり、1つ約束しました。
それは「耳かき・綿棒を家から捨てること」です。

綿棒を家に置いているとどうしても耳掃除をしてしまうので、いっそのこと捨ててしまいなさいと。
確かに、綿棒を家に置いていると耳掃除をしてしまいたくなる衝動にかられます。実際、通院中も何度か面倒
症状以外で大変だったのは耳掃除をやめることでしたね。それまで高校生から10年間くらい毎日耳掃除をしてましたから、すでに習慣づいていたので。

治療完了の後の現在について
治療完了後も何度か耳鼻科にいって診てもらいましたが、いまのところは再発は大丈夫そうです。
ただ、今まで慢性的に耳掃除をしていたので、外耳道の抵抗力はまだ弱いままだから耳掃除や耳の中に異物をいれたりはしないようにと釘をさされています。
治療中の耳鼻科の先生との約束の「耳かき・綿棒を捨てる」も継続しています。
ただ、耳の中がどうしても気になるときがあるので、そういうときには電動耳かきというもので、月に1回~2回くらい耳の中の手前の部分だけ軽くとっています。

Amazonや楽天市場などで購入できます!
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ポケットイヤークリーナーデオクロスというもので、TVやユーチューバーの方が取り上げているほど有名なものです。
この電動耳かきだと、綿棒のように耳の皮膚を触わることなく、軽くあてるだけで気になる耳垢がとれるので耳を極力傷つけずに耳掃除ができます。どうしても気になる!ってときにだけ使っています。
耳掃除しすぎな人へは向いていると思います。ただし、耳垢が湿っている人は吸引できず耳垢がとれないので、耳垢が湿っている人へはおすすめしません。
まとめ
耳掃除は、本来不要なもの。
毎日耳掃除をしていると外耳炎になったり、さらには自分がなったような外耳道真菌症になる可能性がありますので、毎日するのはやめた方が絶対にいいです。
外耳道真菌症になってしまった場合は、個人差もあると思いますが数ヶ月(下手すると半年くらい)は耳鼻科に週に1回や2回定期的に通院して治療をする必要があり、1回通院しただけでは治りません。
また、一度外耳道真菌症になってしまうと耳の抵抗力が弱まっているため、治療完了しても再発の可能性が高いため治療が完了しても耳掃除のしすぎには注意する。

どうしても耳掃除をしたいときには、ポケットイヤークリーナーデオクロスをおすすめします!
初めまして。
大変でしたね。
私もまさに今、治療中です…
あまりにも痛くて我慢できずに耳鼻科に行くと、重症で、カビが生えていました…。
二日後の今日また行くと、カビが元どおり…。
私もしばらく通わないとダメですね…。
明日も来てね。と言われました。
きっかけはちょっと耳の中にこおろが出来て気になって取っていたこと…。2年ほど前です。
今までなんの痛みもありませんでしたが、二週間ほど前に急に痛くなり、我慢していましたが、そのうち左耳があまり聞こえなくなりました。
流石に行きました…。
あぁ、本当に後悔しています。あの時耳を触らず放置するか、病院に行くべきだった…。気になって気になってほぼ毎日触り、こおろを剥がしていました…。
本当に怖いです。耳にカビが生えるなんて…
私も週明けから産後の職場復帰ですが、心配ですが頑張って早く治るように通います…。
体験談、とても参考になりました。
それでは。
再発しませんように…。
私も早く治りますように…。
こんなこと、あんまり人に言えません…涙
コメントありがとうございます。心中お察しいたします。当時自分が外耳道真菌症になったときに具体的な体験談がなかったので、記事にしました。やはり先生のお話を伺う限り、カビはすぐに全てなくすことはできず、草刈のように徐々に徐々に減らしていくしかないとのことでした。耳の免疫力が低いからのようです。きちんと通院し、耳をいじられなければ完治すると思いますので、症状はつらいと思いますが徐々に収まっていくので、焦らずに症状がよくなるように私も願います!
初めまして、大変参考になりました。ちっとも治らないので「やぶ医者だ」と思い始めていたのですが、長期間治療にかかるのですね。自分は2か月目です。耳の中がじゃぶじゃぶなので、思い余って綿棒をいれてみたら、黄色+黒(粉っぽい)でした。綿棒は業務上必要なものなので捨てられない身の上…鉄の意志で止めるしかなさそうです。医者が病名を言ってくれればいいのになあとも思いました。(「カビが生えていますね」としかいわなかったので…)あと、何回も再発することも教えてくれればよかったのではとも思います。
あと、「耳の掃除は不要」コンビニの黒綿棒は危険ですね
先日、外耳道真菌症だと診断されました。痒みはあまりありませんが、耳詰まり感が常時おさまりません。投稿者様はどのくらいで耳詰まり感が抜けました。また、それは徐々におさまっていくという感じなのでしょうか?それとも、ある日、突然聞こえるようになるのでしょうか?耳が中途半端に聞こえないのですごく気持ち悪く、話したり聞いたりするのが億劫です。ご回答頂けますと、幸いです。
コメントありがとうございます
また、それは徐々におさまっていくという感じなのでしょうか?それとも、ある日、突然聞こえるようになるのでしょうか?
>そうですね、徐々におさまっていくと思いますが
分泌物が出て、聞こえづらい可能性が高いので
耳つまりのたびに、耳鼻科にいって吸引してもらっていました。
また、分泌物ではない場合でもしょっちゅう耳つまりになり
その際には、鼻から耳に空気を流してもらって、つまり感を解消していました。
私の場合は、耳詰まり感が本当にひどくて、仕事も手につかず
何回も耳鼻科にいって、空気いれてもらっていて、定期的に通うと
徐々によくなっていきましたね
去年から外耳道真菌症で悩んでいます。毎年6月くらいからなり10月くらいまでなります。
本当にストレスです。
免疫が弱っているってのも関係あるみたいですね。