【厳選】福本伸行漫画のおすすめ6作品をランキングで紹介!

福本伸行漫画おすすめ6作品のタイトル画像

TVアニメ化や実写映画化もされたような「カイジ」「アカギ」などの人気の代表作品の生みの親である漫画家の福本伸行先生。

ざわ・・・

ざわ・・・

など独特な表現や画法で、愛読者が圧倒的に多い各漫画作品をおすすめ作品6選を自分(buka)基準で、ランキング化しました!

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賭博や金・麻雀などが主にテーマになっている福本伸行先生の漫画は、カイジやアカギ以外にも面白い漫画がたくさんあります。

「カイジ」「アカギ」等の生みの親 福本伸行先生とは?

漫画家の福本伸行先生

引用元:livedoorNews インタビュー:福本伸行「“カイジ”は昔からいる友達みたい」

代表作の「カイジ」「アカギ」などの生みの親である漫画家の福本伸行さんは、1958年12月10日生まれで高校卒業後に建築関係の仕事をしますが、つまらないと感じ漫画家を目指し現在の福本さんがいます。

ギャンブルをテーマに男通しの対決を軸とした漫画を主に手掛け、1998年には「賭博黙示録カイジ」にて第22回講談社漫画賞を受賞しています。

福本伸行さんが描く漫画といえば、「ざわ・・・」「ざわ・・・」などでお馴染みな独特な表現や画法でコアなファンが非常に多いのが有名です。

代表作であるカイジはアニメ化だけではなく、実写映画化され主演:藤原竜也さんが見事にカイジ役を演じ話題にもなりました。

「狂気の沙汰ほど面白い・・・!」
「倍プッシュだ・・・!」
「金は命より重いっ・・・・・!」
「勝たなきゃ誰かの養分・・・!」
「僥倖っ・・・!」
「圧倒的」
「キンキンに冷えていやがる・・・!」

など聞いたことが多いセリフも多いのではないでしょうか。福本さんが描く漫画には、それぞれ名言といえる名シーンがいくつも存在します。それがコアなファンが多い理由だと思いますし、自分も福本さんの漫画が好きな理由です。

福本さんの描く漫画は数多くの独自の対決が多く、相手との心理戦で戦っていくスタイルが多いですが、福本さん曰く最初に勝ちパターンを考えて、逆算して独自ルールの対決を考案しているそうです。

「アカギ」や「天」など麻雀漫画も多いですが、福本さんご自身もギャンブルで一番好きなのは麻雀で中学生の時からされているとのことです。アカギ・カイジの声優の萩原聖人は、プロ級の雀士ですが、大会で対局して「(福本さん)この人に勝てる気がしない」と言わせたほどの麻雀の腕です。

また、福本さんの描く漫画は極端に女性キャラが少ないのも特徴的です。本人談によると「描いていなかったら描けなくなってしまった」とのことです。漫画へのファンも女性が少ないのは、女性キャラの少なさとギャンブルがテーマだからかもしれません。男性には非常に人気の高い漫画が多いですね。

福本伸行漫画の6作品をランキング!

それでは、個人的に面白いと思う福本伸行さんの漫画を6作品に厳選して、ランキングしていきます。

カイジなどシリーズが複数あるタイトルは1シリーズとしてまとめています。

1位 「銀と金」

第1位に選んだのは、「銀と金」です!

銀と金の主なあらすじは、裏社会をテーマに競馬などのギャンブル中毒で金を持っていない主人公森田鉄雄(もりたてつお)が裏社会のフィクサー(黒幕)な立ち位置で「銀王」と呼ばれる平井銀二(ひらいぎんじ)と出会い、政治家との駆け引きや命をかけた死闘など様々な人とギャンブル勝負をしていくストーリーです。

裏社会なので、株取引など政界の話も話も出てくるので若干読者の年齢層は上です。裏社会・フィクサー・騙しあいという点では、クロサギに少し似ている点があるかもしれません。

銀と金の名シーン

主人公の森田鉄雄は、福本漫画の主人公の中でも特に天才といえる部類ではなくいってしまえばごく普通の主人公です。

ただし、度胸については人並み外れたものをもっていて、数々の対決を繰り返していくうちに心理戦でレベルアップしていきます。

個人的に好きなシーンは、画商の中条との数億する絵と贋作を見極めさせる金の橋のギャンブル勝負と一流企業の西条建設社長の金持ち次男西城達と闘うポーカー勝負です。

銀と金の面白さは、やはり相手との心理戦の数々のギャンブル勝負です。

銀と金は、2017年から池松壮亮が主演としてテレビ東京でテレビドラマ化されました。

Amazonプライムの銀と金

引用元:Amazon

Amazonプライムでも見れるので、是非観てみてください。

2位 「最強伝説 黒沢」

第2位は、最強伝説黒沢」です。

主なあらすじは、建築業界(現場)で働く、友人・恋人なしの典型的なだめ人間の冴えない中年男44歳のストーリー。

黒沢の面白いところは、40歳を越えて何もない男の悩みや欲望を表現していく日常生活のあまりにもリアルティな点です。

仕事に行って、仕事場での悩み・仕事が終わって1人で安い居酒屋で頼むビールとなんこつ・家に帰っての哀愁など、ここまでリアルに冴えない中年男性を主人公に立てている漫画はないと思います。

最初読んだときは、日々の悩みがリアルすぎるだろ!と思いましたね。

最強伝説黒沢の名シーン

黒沢を表す1コマはまさにこの1コマでしょう。

人望・・・っ!承認欲求・・・っ!

ただ奥さんをもって子供がいる、ごく普通の生活がしたいが友人も恋人何もない孤独さに嘆く日々の感情を描いています。

仕事場の後輩から人望を得るために、仕事中実費でビールを差し入れるが無視されて現場に置いてけぼりにされたり、配布される弁当に全員分アジフライをプラスで入れるが逆に反感をかったり、全ての思惑の行動がうまくいかないシーンは面白いです。

友人がいないため、工事現場の人形を友人認定して一緒に寝たり・・・感情移入してしまう人情味あふれる主人公黒沢のキャラが立つ漫画です。

福本さんは「今まで最も思い入れのあるキャラクターは、黒沢だ」とも言っているくらいです。最強伝説黒沢の後半は不良と闘う格闘シーンが増えていきます。続編として現在進行形で新黒沢最強伝説が続いています。

是非、男性には見てほしい1作品ですね!

3位 「カイジ」シリーズ

第3位は、「カイジ」シリーズ!

福本漫画といえば、といっても過言ではない代表作といえる作品でしょう。アニメ化やパチンコ・パチスロ化・実写映画化・スピンオフ作品・TV・モノマネ芸人など、カイジは様々題材にされています。

コンビニバイトで働くフリーターのだめ人間カイジ(伊藤開示)が突如友人の保証人として多額の負債を追い、帝愛グループと様々な賭け事で己の身体をかけて金を手にしていくストーリー。

カイジの面白さはなんといっても、名言や名シーンでしょう。

カイジの名シーン

ざわ・・・ざわ・・・

の代名詞をはじめとした名言の数々。

「できるかどうかじゃない!やるんだっ! 勝つために生きなくてどうするっ…!」
「神よ…オレを祝福しろっ…!」
「一生迷ってろ…! そして失い続けるんだ… 貴重な機会(チャンス)をっ!」
「質問すれば答えが返ってくるのが当たり前か…?バカがっ!」
「命はもっと粗末に扱うべきなのだ…!」

帝愛グループ会長の兵藤や右腕の利根川などカイジ以外のキャラクターも非常に個性があり、それぞれの名言が心に響きます。ビジネス本も出たり、社会を生きる上での考えを改めて考えさせられるような発言です。

個人的にカイジシリーズで好きな対決は、地下チンチロ編パチンコ沼編です。地下チンチロ(地下強制労働施設)では、自分のことしか考えない班長達と闘う心理戦は非常に見もので、清々しい気分になります。

福本漫画を読むなら必須といえばバイブル漫画です。

4位 「アカギ 〜闇に降り立った天才〜」

第4位は、「アカギ 〜闇に降り立った天才〜」です。

こちらもカイジ同様に福本漫画の代表作品で、一番連載期間が長い漫画です。麻雀漫画といえばアカギ!といっても過言ではないかもしれません。

初登場シーンはなんと13歳。アカギの面白さはなんといっても、天才中の天才の赤木しげるのキャラクターでしょう。常に冷静でポーカーフェイスで、常軌を逸した麻雀の打ち筋には魅了されます。

カイジ同様に、アカギも名言が多い漫画です。

アカギの名シーン

個人的には、ナレーションでよく出てくる「ーー電流走る・・・っ!」という表現が好きですね。

同種牌4牌中3牌がガラス牌の鷲巣麻雀は、まさに斬新なルールで、血液をかけて鷲巣と闘うのはどうしたらそのような設定を思いつくのか福本さんに感心するばかりです。

「アカギ 〜闇に降り立った天才〜」はもともと、「天 天和通りの快男児」からのスピンオフとして、同作の登場人物である“伝説の雀士”赤木しげるが人気が高かったことからはじまった作品です。

後半、鷲巣戦で長くぐだってしまった印象があるので4位にしました。カイジもアカギも1位にしたい漫画ではありますが知名度から他の作品も知ってほしいということで、今回ランキングを3位・4位にしています。

5位 「賭博覇王伝 零」

第5位は、「賭博覇王伝 零」

主なあらすじは、主人公の宇海零がとあることをきっかけに、在全無量という国をも動かす巨大な資産家の後継者(王)を決めるドリームキングダムという狂気のアトラクションへ「王への試験」として参加させられるストーリーです。

賭博覇王伝零の名シーン

在全無量は、在全グループ統帥であり、個人資産だけでも3兆円以上保有し、政界・財界・裏社会にも顔がきく日本一の資産家。カイジでいう帝愛グループの兵藤のような存在。

主人公の零は金や地位に興味はないが、仲間がドリームキングダムに巻き込まれてしまい中を助けるために闘っていきます。

零は、福本漫画の主人公の中でも天才といえる部類で、アカギに近いイメージです。ただ、零は学力や博学のIQ天才といった感じです。

数々のイカサマやトリックが仕掛けられているアトラクションというゲームを次々にクリアーしていくのが零の面白いところです。

常人ではあり得ないような天才的な発想で在全グループと対峙していくが、天才の零をも圧倒していくもう1人の天才標(しるべ)との対比が見ものです。

「賭博覇王伝 零」は終わり方がなんともいえない感じの終わり方になってしまっていますが、続編として「賭博覇王伝伝 零 ギャン鬼編」に続きます。

6位 「無頼伝 涯」

第6位は、「無頼伝 涯」です。

無頼伝涯は、鳳臨グループ会長の平田隆鳳を身内(平田家)が暗殺した事件の犯人として、主人公の工藤涯(くどうがい)が冤罪に陥れられる漫画です。

涯は、中学生で親が不在で身元なしを平田家に目を付けられ、暗殺事件の犯人としてでっち上げされ、無罪を主張するが「人間学園」という奴隷扱いされるような孤島へ閉じ込められてしまい、冤罪を潔白するために脱獄を計画する話。

無頼伝涯の名シーン

福本漫画としては、短編の全5巻完結型で次作品もスピンオフもありません。

無頼伝涯の全体像は、主人公が中学生離れした何事にも動じないメンタルの強さと誰にも邪魔されない「自由」を求めるために、監禁され人間以下の扱いをされる孤島の人間学園であくどい大人達と闘っていくストーリーです。

おなじみの「ざわ・・・」や名言といった名言はなく、アクションシーン多めの福本漫画では少し変わっているテイストが良いポイントですかね。

おまけ 「中間管理録 トネガワ」

番外編として「中間管理録 トネガワ」を紹介します。

本来であれば、ランキングで紹介したい漫画ですが、中間管理録トネガワは福本さんはあくまで監修という立ち位置で作者が異なるため、おまけの位置づけにしました。

中間管理録トネガワは、カイジシリーズでお馴染み帝愛グループの最高幹部(実質No.2の右腕)の利根川が主人公のスピンオフ作品です。

中間管理録トネガワの名シーン

利根川といえば、カイジで人生の真実にせまる数々の名言を放つビジネスマンにとってとても魅力的なキャラクターです。

「金は命より重い…!そこの認識をごまかす輩は生涯地を這う…!」
「大人は質問に答えたりしない それが基本だ」
「話にならぬクズ お前らは生まれてから何度そのセリフ(もう少し待って)を吐いた? まだわからんのか 世間はお前らの母親ではない お前らクズの決心をいつまでも待ったりはせん つまり もう終わりだ」
「おまえは100%成功しないタイプ…!」

初登場シーンの「Fuck you…ブチ殺すぞゴミめらが…」は非常に印象的でした。

そんな利根川があまりにも理不尽すぎる帝愛グループの兵藤会長と部下との中間管理職としての日々の日常を時事ネタを踏まえながら描いているギャグマンガです。カイジでお馴染みの限定じゃんけんの考案シーンなども登場します。

中間管理職トネガワは、あのアドビやコピー機などで企業タイアップとして広告塔にもなっています。

buka
自分も中間管理職というポジションで企業で仕事をしていますが、中間管理職としての苦悩はまさに共感する点がありました。

まとめますが、福本伸行さんが描く数々の漫画の面白さは

  • 「勝負の盲点をつく心理戦」
  • 「キャラクターの個性」
  • 「独特な表現や画法による名シーン」

だと思います。

今回、紹介した計7作品以外にも様々漫画作品があるので、是非カイジやアカギ以外の漫画も読んでみてください!

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