新入社員がよく間違える、なかなか直らないビジネス敬語13選【現場目線】

新卒社員に指摘する上司

新入(新卒)社員は、右も左もわからないまま社会人生活を送るわけですから、ビジネス敬語を間違えて当然。

マナー本や上司・OJTに教わってもなかなか直らないビジネス敬語は多いです。社内・社外どこを見ても、目上の人だらけですから、気を遣って二重敬語を使用していたり・・・。

ビジネス敬語の間違いは、都度指摘してくれる人は少ないと思いますし、20代前半でビジネス敬語をきちんと理解していないまま社会人生活を送ると、ずっと誤ったビジネス敬語を使用したままなんてことも。

buka
自分の新卒の時の実体験もそうですが、5年以上新入教育に携わってきて、新入社員がよく間違えるビジネス敬語を実際の現場目線から13選まとめてみました。

メールでの間違えやすいビジネス敬語(13選中5選)についてもまとめています。

 

新入社員がよく間違えるビジネス敬語(8選)

1.「させていただく」の使い方

「させていただきます」よく日本人が使う言葉で、本来の意味は相手に許可をとって行動の時に使用しますので、相手に許可をとらない行動の場合は、「させていただきます」は使用しないようにすべきです。

例えば、営業電話をかけるときに電話のかけ先の顧客に許可を得ている訳ではないので、「させていただきます」は不要です。

例)
〇 「ご連絡いたしました」
× 「ご連絡させていただきました」

相手に許可を得て行動する場合は、「させていただきます」は使用しても大丈夫です。例えば、資料を送るのを来週に送ると許可を得た場合は「来週半ばにはお送りさせていただきます。」など。

どんなケースでも、新入社員が「させていただきます」と使用する場合が多いので、社内ではさせていただく症候群なんて呼ばれることもあります。

2.「~の方」の使い方

「~の方」は、基本的に方角を表すときに使用するので、それ以外のケースでは使用しないようにしましょう。

アルバイトをしていた方は、「お皿の方おさげします」とかよく使用していたのではないかと思います。アルバイト時代に指摘してくれる方は少ないので、そのまま習慣付いて社会人になってもなかなか直らないビジネス敬語の1つです。

例)
〇 「私が対応いたします」
× 「私の方で、対応いたします」

3.休みの連絡をする場合の、「いただく」の使い方

本来、「頂く」は「もらう」の謙譲語であり、相手からもらったものに対して使う言葉です。休みは顧客からもらうわけではないので、休みの連絡の時は「休みをいただく」というように使用しないようにしましょう。

例)
〇 「○○は、本日休みでございます。」
× 「○○は、本日休みをいただいております。」

4.「貴社」、「御社」の使い方

メールなどの文書で記載する場合は「貴社」、口頭の場合「御社」を使用するようにしましょう。

「キシャ」だと同じ読み方で意味の違う言葉がたくさんあり(記者・汽車・帰社)口頭で「キシャ」と伝えても意味を受け取るのが難しいからです。

使い方)
「貴社」 → 文書で使用する
「御社」 → 口頭で使用する

5.「御社様」は、二重敬語

「御社」がすでに敬語であるため、「様」をつけると二重敬語です。

新入社員がアポ取り電話を始めてまもないときに、よく電話で、「御社様は~」というシーンをよくみます。

例)
〇 「御社の場合は~」
× 「御社様の場合は~」

6.「なります」の使い方

「なります」は、動詞「成る」(連用形)に、丁寧の助動詞「ます」が付いた形のため、変化しないケースでは使用しません。

これもアルバイト時代に、「150円のお釣りになります」「こちら○○サラダになります」などと使用するケースが多かったと思うので、習慣付いてなかなか直らないビジネス敬語です。

例)
〇 「弊社のサービス資料です」
× 「弊社のサービス資料になります」

7.△「了解しました」と〇「承知しました」使い方

上司や本・各サイトによっては、「了解しました」は目上や顧客に使用しない。社内でも社外でも「承知しました。」を使用しよう。とよく言われますが厳密には、どちらでも良いようです。

LIG「了解しました」より「承知しました」が適切とされる理由と、その普及過程について」で、詳細に「了解しました」と「承知しました」について使い方を記事にされているので、参考にしてみてください。

「了解しました」でも「承知しました」でも、どちらでも良いと思っています。内容を理解したということは伝わるので。

ただ、「何で急に言われ始めたのだろう?」という疑問はずっと持っていました。今回調べて1つの答えが見つかったのはとても楽しかったです。

「相手に合わせて、好きな方を使いましょう」というざっくりとした結論で終わります。ではでは。

LIG 「「了解しました」より「承知しました」が適切とされる理由と、その普及過程について

ただし、自分の経験上「了解しました」は使用しない方がいいという方が多い印象なので、間違いではないようですが、「了解しました」よりも「承知しました」を使用するのがベストだと思います。

8.ありがとうござい「ます」、「ました」の使い方

「ありがとうございました。」と話す・メールで記載する新入社員が多いですが、営業であれば関係を継続させる意味でも、過去形ではなく現在進行形で「ありがとうございます。」と伝えるのがいいです。

例え、昨日の訪問の御礼メールを送るとしても「ありがとうございました。」ではなく、「ありがとうございます。」と伝えるのがベストです。

例)
〇 「本日は、ご多忙にもかかわらずお時間いただきありがとうございます。」
× 「本日は、ご多忙にもかかわらずお時間いただきありがとうございました。」

新入社員がメールで間違えやすいビジネス敬語(5選)

新卒社員がオフィスでメールを打つ様子

9.「致します」のひらがな・漢字の表記の使い方

「いたします」と「致します」のひらがな・漢字の表記の使い方の違いです。

「致す」は、不徳の致すところや致し方ない。「致す」自身が動詞であり、「届ける、至らせる、尽くす」などの意味があります。補助動詞として使う場合は、ひらがなの「いたす」を使いましょう。

例)
〇 「よろしくお願いいたします」
× 「よろしくお願い致します」

10.打ち合わせ確認時に日時を記載する場合、曜日が入っていない

顧客とアポイントの約束をした場合、日時の確認メールを送る場合があると思いますが、日時のみ記載をして曜日が入っていないケースが多いです。

例)
〇 9月20日(火) 13:00~
× 9月20日 13:00~

また、メールでアポイントの日時の確認をする場合は、場所と住所も記載しておいた方がベストです。

例)
9月20日(火) 13:00~ 貴社にて
住所: 東京都○○区○○1-1-1 ○○ビル14F

11.数値表記に半角と全角どちらも使用している

メール連絡時に、数値を記載する場合、半角と全角が入っていて統一されていないケースがよくあります。

ビジネスメールでは、基本的に半角で統一するようにしましょう。

例)
〇 8月28日(木) 13:00~(半角)
× 8月28日(木) 13:00~(半角と全角)

12.「?」は、メールでは使用しない

メールで、「いただけますでしょうか?」など「?」と使用する新入社員が多いですが、「?」を使用すると、軽く見られてしまいますので、「?」を使用せずに、「いただけますでしょうか。」など「。」を使用するようようにしましょう。

例)
〇 「お打ち合わせ場所は、貴社でよろしいでしょうか。」
× 「お打ち合わせ場所は、貴社でよろしいでしょうか?」

顧客連絡時の手段、電話とメールとでは伝え方を変えた方がいいです。

電話では、担当者によっては砕けて話してもいいと思いますが、文書ではCCに担当者の上席の方が入っていたり、メーリスで面識のない方が入っている、などというケースは非常に多いので、メールでは砕けずにするように心がけましょう。

13.①など丸文字の数字は、環境依存文字なので使用しない

①や②など、メールで数値を記載する際に丸文字の数値を記載する新入社員が多いですが、①などは環境依存文字ですので極力ビジネスメールでは使用しないようにしましょう。

①は環境依存文字

「1.」など丸文字を使わないようにメールを送るのがベストです。

例)
〇 「1. 展示パネルについて」
× 「① 展示パネルについて」

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