11年半、docomoキャリアユーザーでしたが、docomoを解約して遂に格安SIMに乗り換えしました。
契約したのは、楽天モバイルです。
格安SIM自体は、SIMロック解除になった2年ほど前から知っていて安くなるとはわかっていたのですが、「変えるのが面倒・通信速度が遅くなるじゃないか」と思っていて、ずっとdocomoのまま使用していました。
格安スマホは年収が高い人に人気!アンケートから見えてきた格安スマホ利用者像とは?の記事で、意外にも高所得者の方の方が格安SIMに乗り換えている。低所得者と比較すると「情報に敏感で、まずは行動してみる」という傾向が。
自分は、まさにこの記事の通りのアンケートの通りに環境を変えるのが面倒だったので、docomoをずっと使用していましたが、月々1万円以上携帯料金を支払っていて、周りも格安SIMに乗り換える人が増えてきましたし、格安SIMに乗り換えることにしました。

目次
10GB/月以上(大容量)使用するなら、楽天モバイルがおすすめ!

引用元:ITmedia 「楽天モバイル、3日間の速度制限を撤廃」
月にデータ料10GB以上(大容量)使用しているユーザーであれば、楽天モバイルがおすすめな理由。
それは、楽天モバイルは3日間通信速度制限を撤廃したからです。
楽天モバイルは、2017年3月1日から全料金プラン3日間通信速度制限を撤廃しました。3日間の通信速度制限撤廃と、高速通信容量オプション (リチャージ)メニュー改定のお知らせ(楽天モバイル公式サイト)
格安SIMを提供しているMVNOの多くは、3日間通信速度制限を行っています。
(MVNOは、3日間366MB以上データ使用した場合に速度制限がかかるのが一般的)
MVNOは、docomoやau・ソフトバンクなどの通信キャリアから接続帯域を借りて格安SIMを提供しているため、格安SIM使用ユーザーが限度なくデータ通信を使用してしまうと、他のユーザーの通信速度に大きな影響を及ぼしてしまうため制限を行っています。
限られたデータ通信量を各ユーザーで分け合って快適な速度で使用するために、多くのMVNOは、直近3日間でのデータ通信速度を制限し、既定容量をオーバーして使用した場合には、MVNO各社によっては確実に規制したり、規制する場合があります。規制された場合は、高速通信200kbpsまで落ちるようになっているため、データ通信速度に規制がかかってしまうと、動画やGIFを見ることはなかなかできません。
普段、docomoやau・ソフトバンクなどの通信キャリアでも月々のデータ使用料が超えた場合に、通信速度に規制が入ってインターネットの読み込みが遅くなったりすると思いますが、まさにそのようなことです。
3日間通信速度制限を撤廃しているのは、楽天モバイルだけではないですが、月にデータ使用量を10GB以上使用できる格安SIMのプランでは、楽天モバイルが料金が安価です。3日間通信速度制限と料金安価以外にも楽天モバイルにはメリットが多いです。
実際に、10GB/月以上の格安SIMの料金プランを比較してみましょう!
データ使用量10GB/月以上の格安SIM料金プランを徹底比較!
格安SIMは、音声通話付きSIMとデータ通信専用SIMの2つのタイプに分かれています。通話(電話)をするなら音声通話付きプラン、データ通信だけでいいならデータ通信専用プランを選びましょう。
自分の場合、メインスマホを格安SIMに乗り換えしたかったので、音声付きデータSIMを選びました。
※ 2017年8月14日更新
10GB以上/月 3日間制限付き 音声通話付きデータSIM料金比較表
音声通話(電話)付きで、3日間通信速度制限なしの格安SIMプランを比較表です。
月に10GB以上データ量を使用できる料金プランで、3日間通信速度制限ないMVNOは楽天モバイル・mineo・FREETEL・BIGLOBE・LINEモバイル・OCNモバイルなどがあります。
格安SIM | 10GB | 12GB | 15GB | 20GB | 30GB | 回線 |
楽天モバイル | 2,960円 | – | – | 4,750円 | 6,150円 | docomo |
mineo | 3,220円 | – | – | 4,680円 | 6,600円 | docomo |
FREETEL | 3,170円 | – | 4,380円 | 5,570円 | 7,680円 | docomo |
BIGLOBE | – | 3,400円 | – | 5,200円 | 7,450円 | docomo |
LINEモバイル | 3,220円 | – | – | – | – | docomo |
OCNモバイル | 3,000円 | – | – | 4,850円 | 6,750円 | docomo |
※ 表記は、全て税抜表記
※ 赤字表記は、最安値
※ mineoは、ドコモプラン(Dプラン)のみ3日間通信速度制限なし
※ LINEは、Twitter、Facebook、Instagram使い放題(通信量かからない)プラン
10GB以上/月 3日間制限付き データSIM専用料金比較表
音声通話(電話)なしのデータSIM専用料金プランを比較表を作りました。
ちなみに、データSIM専用プランでもLINEやSkypeなどのアプリでの通話は可能です。
格安SIM | 10GB | 12GB | 15GB | 20GB | 30GB | 回線 |
楽天モバイル | 2,260円 | – | – | 4,050円 | 5,450円 | docomo |
mineo | 2,520円 | – | – | 3,980円 | 5,900円 | docomo |
FREETEL | 2,470円 | – | 3,680円 | 4,870円 | 6,980円 | docomo |
BIGLOBE | – | 2,700円 | – | 4,500円 | 6,750円 | docomo |
LINEモバイル | 2,640円 | – | – | – | – | docomo |
OCNモバイル | 2,300円 | – | – | 4,150円 | 6,050円 | docomo |
※ 表記は、全て税抜表記
※ 赤字表記は、最安値
※ mineoは、ドコモプラン(Dプラン)のみ3日間通信速度制限なし
※ LINEは、Twitter、Facebook、Instagram使い放題(通信量かからない)プラン
大容量各社比較のまとめ
音声通話付き、データSIM専用とそれぞれ料金プランの比較表を作成しましたが、楽天モバイルは10GB、20GB、30GBと料金プランがあり、それぞれの料金プランを他社と比較しても安価なんです。
格安SIMプランを決めるときに、迷ったのはDMMモバイルでした。
DMMモバイルは、各料金プランが業界最安値なんです。参考までに、DMMモバイルの音声通話付き料金プランも載せておきます。
格安SIM | 10GB | 12GB | 15GB | 20GB | 30GB | 回線 |
DMMモバイル (音声通話付き) |
2,890円 | – | 3,980円 | 4,680円 | – | docomo |
DMMモバイル (データ専用) |
2,190円 | – | 3,280円 | 3,980円 | – | docomo |
どの料金プランとっても、DMMモバイルが一番安いんですよね。
ただし、DMMモバイルは3日間通信速度制限がかかる場合があり、公式サイトに「3日間の通信量が366MBを超えた場合、通信速度を制限する場合があります。」と記載があります。3日間で366MBなら、月に3GBくらいで10GB以上データ量を使用するユーザーにとってはきついですね。また、DMMポイントがたまっても使うことがないので、DMMモバイルはやめました。
今回は端末とセットで購入しましたが、楽天モバイルは端末+SIMセットだと、端末が安くなるセールをよく開催しています。
楽天モバイルを選んだその他の理由は、楽天モバイルのメリット・デメリットで後述で記載します。
楽天モバイルを実際に使用してみての感想と評価
実際に使用してみての感想と評価

Web申込をしてから3日後あたりに自宅に届きました。
自分が契約したのは、音声通話付きデータSIM 20GB/月プランです。大体月に15GBくらい使用するので。
5分以内電話かけ放題プラン 850円/月、電話かけ放題プラン 2,380円/月もありましたが、自分はLINE通話くらいしかしないので、電話の追加プランは契約しませんでした。
楽天モバイルは、通信キャリアの電話番号そのまま乗り換えるMNP時に、ネットや電話が使えない時間がなく楽天モバイルへ移行できるので、便利です。

引用元:楽天モバイル公式サイト 「電話番号乗り換え(MNP)」
SIMを自宅で受け取った後、楽天モバイル開通受付センターに電話をすればMNPが完了し、同時に勝手に移行前の通信キャリアが解約されます。(事前に通信キャリアでMNP予約番号を取得しておく必要があります)
ちなみに、公式サイトでは「9:00~20:59までに開通受付が完了した場合 当日中に切替が完了いたします。(所用時間:15分程度※)」と記載がありますが、自分は日曜日の20:20頃に行い当日中にはMNPが完了せず、翌日の9:00過ぎに開通しました。当日中に開通したい方は、余裕をもって20:00前には電話することをおすすめします。
まず、一番気になったのは通信速度でした。
月々の価格が安くなるのはわかっていましたが、ドコモから楽天モバイル(格安SIM)に切り替えることで、通信速度が落ちないか心配でした。ネットの口コミでは「楽天モバイルは遅い!」という声も結構ありましたからね。

むしろ端末も新しく購入して、端末スペックも上がったのでインターネットの読み込みが早くなった印象すらあります。
唯一気になるといえば、朝の満員電車時の新宿駅付近でインターネットに接続しようとすると若干遅いくらいですかね。これはドコモの通信キャリア時代でもそうでしたので、特に気になりません。それ以外の時間と場所とは人混みでも快適にインターネットに接続することができます。
楽天モバイルでセットで端末を購入すると、楽天モバイルのアプリが標準インストールされていますが、これもデータ量をどのくらい使用しているか見やすくて非常に便利です。


楽天モバイルは、当月に決められた月々のデータ使用量があまると、翌月まで持ち越すことが可能です。これをうまく活用して月々の料金を安くできるコツがあるので、後述で記載します。
端末も同時に購入しました
端末は、HUAWEI P10 Liteを5,000円割引セールで24,800円で購入しました!
HUAWEI P10 Liteは、2017年6月に国内で発売された端末で、非常にスペックが高く現時点の格安スマホ端末ではコスパ最強です。
・アウトカメラ 1,200万画素、インカメラ 800万画素
・バッテリー 3000mAh、高速充電!
・ディスプレイ 約5.2インチフルHD(1,920×1,080)
スマホメーカー国内シェアだとAppleやSONYが強いですが、世界シェアだとHuaweiは3位なんです。
MVNO各社、格安SIMセットで端末も販売している会社が多いですが、Huaweiは格安スマホ端末では1番人気です。理由はスペックが高く、格安スマホ端末の中では故障が非常に少なくて口コミが高いんですよね。
実際、価格comの格安スマホ人気端末ランキングでは、上位を占めています。
自分が購入したHUAWEI P10 Liteは、2017/8/13時点で価格comで1位ですね。
価格com 格安スマホ 人気端末ランキング
1位:Huawei 「HUAWEI P10 lite」
2位:ASUS 「ZenFone Go」
3位:Huawei 「HUAWEI nova lite」
4位:ZTE 「ZTE BLADE E01」
5位:ASUS 「ZenFone 3」引用元:価格com「格安スマホ比較」
ちなみに、価格com経由で申し込むと現金キャッシュバックがありますが、よく詳細をみると端末料金が高く設定されていたりするので、あまりおすすめはしないです。(自分の場合、楽天モバイルの端末SIMセット購入で24,800円でしたが、価格com経由で楽天モバイルを見ると端末料金が3万円を超えていました・・・。)
楽天モバイルのメリット
1.3日間通信速度制限なしで、大容量料金プランも安価
自分が楽天モバイルに決めた最大の理由です。楽天モバイルは、2017年3月1日から全料金プラン3日間通信速度制限を撤廃しました。各データ量毎の料金プランも他社MVNOの格安SIMプランと比較すると安価です。
2.月額基本料金が初月無料
楽天モバイルは、契約初月の月額基本料金が無料です。(インターネット通信料のみ)
支払いの締め日が月末日ですので楽天モバイルに加入される方は、月末付近ではなく月初に申し込むのがおすすめです!MNP完了してから契約開始なので、申し込みが月末付近でも、MNP開始の電話が月初であれば大丈夫です。
3.楽天スーパーポイントがたまる・使える
月々の支払い100円につき1ポイント、楽天スーパーポイントがたまります。(事務手数料や端末購入代などは対象外)また、音声通話付きSIMプランであれば契約期間中楽天市場のポイントが2倍になります。
月々の支払い時に楽天スーパーポイントを使用することができ、都度設定や毎月固定で支払い上限ポイント数を決めることができます。楽天スーパーポイントはたまりやすいですが、「期間限定ポイント」が厄介ですぐ消えてしまうので毎月固定のポイントを支払い設定にしてしまえば、期間限定ポイントが消えることなくうまくポイントを有効活用できます。
4.楽天ドメインのメールが使用できる
通信キャリアから楽天モバイルに乗り換えると、以前のドコモやau・ソフトバンクのメールアドレスは使用できなくなりますが、楽天モバイルでは「○○@rakuten.jp」のメールアドレスを1つ設定し使用することが可能です。
メール設定も最初に届く楽天モバイルメンバーズガイドに記載されていて、メンバーズステーションで簡単に設定することができます。メンバーズステーションでは、契約プランの変更や支払い変更なども可能です。
5.口座振替・デビットカードなどでも支払いが可能
格安SIMの中には、口座振替ができない会社もありますが、楽天モバイルは口座振替も可能です。(ただし、口座振替の場合毎月100円税別手数料がかかります)デビットカードの支払いも可能ですが、楽天銀行デビットカードとスルガ銀行デビットカードに限定されています。
口座振替が可能な金融機関
三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、ゆうちょ銀行、ジャパンネット銀行、ソニー銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行、セブン銀行、じぶん銀行、イオン銀行、新生銀行、信用金庫 ほか
引用元:楽天モバイル公式 「口座振替でのお支払い」
6.MNP時に、ネットと電話が使えない空白期間がない
先ほども記載しましたが、楽天モバイルではSIMを自宅で受け取った後、楽天モバイル開通受付センターに電話をすればMNPが完了し、インターネットと電話が使えない空白期間をなくすことが可能です。
7.チャットサポートで相談ができる
楽天モバイル公式サイトの右下にチャット相談サポートがあります。新規申込時・既に利用しているユーザーどちらでも営業時間中であればオペレーターが対応してくれます。(個人情報に関する質問を除く)
楽天チャットサポートの営業時間は年中無休で、9:00~24:30のです。ただし時間によっては混み合って、オペレーターの方になかなか繋がらない場合もあります。普段、帰りが遅い会社員の方は忙しい方には助かりますね。
8.電話かけ放題プランがある
5分以内電話かけ放題プラン 850円/月、電話かけ放題プラン 2,380円/月があり、オプションで加入することが可能です。
9.余ったデータ通信量は翌月まで繰り越せる
余ったデータ通信量は、翌月まで繰り越せることが可能です。また、翌月余ったデータ通信量を上がった場合は、余ったデータ通信量から使用されます。
自分は、このメリットを利用して毎月料金プランを変更して、月々の支払いを無駄なく安くすることができています。
楽天モバイルのデメリット(通信キャリアから乗り換え)
1.通信キャリアのメールアドレスが使えなくなる
自分は、ドコモから乗り換えましたが「○○@docomo.ne.jp」や「○○@i.softbank.jp」などのような以前使用していたメールアドレスは使用できなるなるので、MNPの前にLINEやSNSなど各サービスで設定しているメールアドレスを変更しておきましょう。
2.通信キャリアのポイントが消滅する
ドコモの場合は、dポイントですね。MNPをすると解約と同時にdポイントは消滅してしまうので、MNP前に全てポイントを使ってしまうか、dポイントの移行をしておいた方が良いです。
3.端末によっては、おサイフケータイ機能や防水機能がついていない
自分が購入したHUAWEI P10 liteは、おサイフケータイ機能と防水機能がついておらず、格安スマホ端末ではついていない場合が多いです。(端末によってはついている場合もあります)
4.LINEのID検索が使用できなくなる
あまり知られていませんが、LINEのID検索が使用できなくなります。ID検索には年齢確認が必要で、年齢確認ができるのはドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリアのみです。唯一、格安SIMでLINEのID検索ができるのはLINEモバイルのみです。LINEが運営しているので、使用できるようにするのは当たり前ですよね(笑
5.格安SIM乗り換えで、初期費用がかかる
ドコモから楽天モバイルへ乗り換えの場合ですが、解約料9,500円+携帯電話番号ポータビリティ手数料(docomo側)2.000円+事務手数料(楽天モバイル側)3,394円(税別)=合計14,894円(税別)乗り換えするだけでかかります。
ドコモは2年契約満了月の翌月と翌々月(2か月間)であれば、解約料はかかりません。逆にいえば、格安SIMに解約金なしで乗り換えできるのは、2年間使用した翌月と翌々月の2か月間だけです。この2か月の期間は、当然ドコモ側から通知は来ず、2年自動更新されますのでdメニューなどで確認しておいた方が良いです。
まとめ
月にデータ量10GB以上(大容量)使用するユーザーであれば、3日間通信速度制限のない楽天モバイルが断然おすすめ!
格安SIMに乗り換えても、以前と通信速度は変わらずデメリットはあるが、ほとんどないようなもの。
今回のドコモから楽天モバイルへ乗り換えで、毎月1万円以上超えていたスマホ月々使用料金が月々3,500円~4,000円くらいに抑えることにできました!

その理由と実際に楽天モバイルを使用してみての感想を書いていきます。