AI(人口知能)の技術によって、投資を自動化してくれるロボアドバイザーは、2015年から注目が集まり、ユーザー数は右肩上がりに伸びています。

Googleトレンド「ロボアドバイザー」検索数推移
Googleでの「ロボアドバイザー」の検索数の推移です。2015年頃から徐々に注目が集まり、2017年からは急激に検索数が伸びていますね。比例してロボアドバイザーの投資人口数も伸びています。
ロボアドバイザーで主要サービスといえば、ウェルスナビ(WealthNavi)とTHEO(テオ)です。
ウェルスナビとTHEOは、一般社団法人日本投資顧問業協会による、投資一任型のロボアドバイザー(ラップ業務)を提供する契約資産状況において上位の2社です。
自分はウェルスナビとTHEOはどちらも投資をしているので、投資をスタートしてから気づいたこともありますので、それぞれの特徴を書いていきます。

目次
まず、ウェルスナビとTHEO(テオ)の基本的な情報について、比較表でまとめました。
ウェルスナビ | THEO(テオ) | |
運営会社 | ウェルスナビ株式会社 | 株式会社お金のデザイン |
代表取締役社長 | 柴山 和久 | 中村 仁 |
資本金(準備金含む) | 約21億5千万円 | 約9億円 |
設立日 | 2015年4月28日 | 2013年8月 |
出資元一部 | SMBCベンチャーキャピタル、みずほ、三菱UFJキャピタル、DBJキャピタル | 第一生命保険、新生銀行、リクルートホールディングス、日本交通、NTTドコモ |
最低投資金額 | 10万円 | 1万円 |
手数料 | 3,000万円まで年率1.0%(税抜) 3,000万円を超える部分は年率0.5%(税抜) |
|
投資対象 | 海外ETF(上場投資信託) | |
買付対象銘柄数 | 6~7銘柄 | 30~40銘柄 |
運用方針・パターン | リスク許容度を5段階に設定し、リスク許容度に合わせた5通りの運用パターン | 投資目的からグロース(株式)・インカム(債券)・インフレヘッジ(金などの実物資産)の配分を決定し、最大231パターン |
投資ユーザー数 | 26,000人以上(2017年9月末時点) | 18,000人以上(2017年9月末時点) |
アプリの有無 | 〇 AppStore GooglePlay どちらも対応 |
〇 AppStore のみ対応 |
会社の設立自体は、THEO(テオ)を運営する株式会社お金のデザインの方が早く2013年8月に設立しています。
AI技術を用いた投資一任型のロボアドバイザーは、元々アメリカから始めたサービスですが、国内ではTHEO(テオ)が独自開発で初めてスタートをしています。
一方、ウェルスナビは2015年から開始しましたが、2017年12月時点で預かり資産400億円と投資ユーザー数で国内No.1のロボアドバイザーです。
国内のロボアドバイザーでは、ウェルスナビがTHEO(テオ)よりも預かり資産・ユーザー数で実績(国内No.1)を残していますが、それぞれのサービスで良い点があるので、どちらを選ぶべきなのかロボアドバイザーを選ぶ上でのポイントを抑え、各項目で比較しながらお伝えしていきます。
ウェルスナビとTHEO(テオ)を8項目で徹底比較!

ロボアドバイザーで選ぶポイントは、主に「最低投資金額」「手数料」「独自サービス」などです。各ロボアドバイザーごとに買付銘柄(上場投資信託)が異なりますので、投資知識があれば買付銘柄で比較していいかもしれません。
投資を始めたいけど、何の金融商品を買えば良いかわからない。という方がロボアドバイザーを始めるケースも多いと思います。初めての投資では、まず少額から始めたいと思いますからその場合「最低投資金額」は1つポイントになります。
ウェルスナビとTHEO(テオ)をロボアドバイザーを選ぶべきポイントで9項目から徹底比較していきます。
1.最低投資金額で比較
ウェルスナビ | THEO(テオ) | |
最低投資金額 | 10万円~ | 1万円~ |
ロボアドバイザーを始めるにあたって、最低入金(投資)金額が各サービスによって異なり、ウェルスナビの場合は、10万円から。THEOの場合は1万円からスタートできます。
ウェルスナビは、元々最低投資金額100万円~始まったサービスでした。100万円の投資額は若年層や投資初心者の方にとってはハードルが高いものですが、100万から30万円。さらには2017年11月から最低投資金額が10万円からに引き下げを開始しました。
ただし、注意点としてはウェルスナビ本体サイトでのみ最低投資金額が10万円からです。
ウェルスナビは、SBI証券やANA・ソニー銀行と提携しており、SBI証券などに登録しているユーザーは最短即日でサービスでスタートでき、既存アカウントのままログインが可能できるので、こちらは全て最低投資金額が30万円必要です。
ウェルスナビ本体サイトサイトから申し込めば、最低投資金額が10万円から始められ、手数料キャッシュバックキャンペーンもついてくるので、申し込むのであればウェルスナビ本体サイトから申し込むようにしましょう。
一方、THEO(テオ)はさらに敷居が低く最低投資金額は1万円から投資が可能です。
THEOも元々は10万円が最低投資金額でしたが、2017年8月24日にサービスを全面的に刷新し1万円に引き下げました。狙いは「始めやすく、続けやすい仕組みを作ること」(お金のデザインの北澤直COO)とのことです。
「ロボアドバイザーで投資を始めたいけど、10万円からはハードルが高い!」という方は、ウェルスナビよりも1万円からロボアドバイザー投資を始められるTHEO(テオ)がおすすめです。
2.資産運用開始までと運用方針で比較
続いて、ウェルスナビとTHEOの資産運用開始までと運用方針の比較です。
ロボアドバイザーサービスを始めるにあたって、投資(買付)の前にその人に合わせた投資プラン(ポートフォリオ)を決定するために、いくつかの項目で診断(質問)に回答します。
診断(質問)の回答内容で、その人に合わせた運用方針が決定し、入金後投資スタートとなります。
ウェルスナビ | THEO(テオ) | |
診断質問.1 | 現在、何歳ですか? 「20代」 「30代」 「40代」 「50代」 「60代以上」 |
あなたの年齢を教えてください 「〇〇歳」入力 |
診断質問.2 | 年収はおおよそいくらですか? 「300万円未満」 「300万円~500万円未満」 「500万円~1,000万円未満」 「1,000万円~2,000万円未満」 「2,000万円以上」 |
現在の年収を教えてください 「〇〇万円」入力 |
診断質問.3 | 金融資産はおおよそいくらですか? 「500万円未満」 「500万円~1,000万円未満」 「1,000万円~3,000万円未満」 「3,000万円~3億円未満」 「3億円以上」 |
毎月の貯金額はいくらぐらいですか? 「〇〇万円」入力 |
診断質問.4 | 毎月の積立額は? 「なし」 「1万円 「3万円 「5万円 「10万円」 |
現在の金融資産額を教えてください 「〇〇万円」入力 |
診断質問.5 | 資産運用の目的は? 「余裕資金を着実に運用」 「住宅購入のため短期的に運用」 「退職金をしっかり運用」 「子供のための長期的な資金づくり」 |
そのうちの一部で、THEOをはじめるとすると 「〇〇万円からはじめたい」入力 |
診断質問.6 | 株価が1ヶ月で20%下落したら? 「投資資産をすべて売却する」 「投資資産を一部売却する」 「何もしない」 「追加投資を行う」 |
ウェルスナビの診断は6項目、THEO(テオ)の診断は5項目です。
年齢や年収・保有金融資産(預金など)の質問はウェルスナビもTHEO(テオ)も変わりません。
診断内容を比較すると、ウェルスナビは「株価が1ヶ月で20%下落したら?」と投資経験者に向けた質問内容があります。投資未経験者であれば株価が20%がどのくらいの変動なのか、またどのようなシチュエーションなのかイメージつかないですよね。
一方、THEO(テオ)は投資に関する質問は一切ありません。
これは、THEO(テオ)が企業理念で一貫した「貯金をするなら投資を」と投資初心者を顧客ターゲットにしているため、運用方針を決定する診断で難しい質問を一切していないということです。
診断結果の終了画面をそれぞれみてみましょう。

ウェルスナビの無料診断結果画面

THEOの無料診断結果
ウェルスナビの場合、「5段階のリスク許容度の診断結果」と「投資金額が先々いくらになるかのシミュレーション」が表示されます。
THEO(テオ)の場合は、「定期預金とロボアドバイザー(THEO)で運用した場合の将来の金融資産の差異(シミュレーション)」が表示されます。
サービスを申し込む前の資産ポートフォリオを決定する無料診断の内容を見ても、ウェルスナビは投資経験者向け・THEOは投資未経験者向けにアプローチをしているのがよくわかります。
3.買付ETF(上場投資信託)で比較
ウェルスナビとTHEO(テオ)で買付ETF(上場投資信託)を比較します。
ETF(上場投資信託)とは、「Exchange Traded Funds」の略で例えば国内でいえば日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)などの特定の指数に連動して運用成果を目指す証券会社に上場している投資信託のことです。
日経225連動型上場投資信託(1321)やTOPIX連動型上場投資信託(1306)などです。経済市場全体で見れるので値動きがわかりやすい点で個別株を購入するよりもメリットがあります。
ウェルスナビ | THEO(テオ) | |
買付ETF対象 | 海外ETF | |
取り扱い銘柄数 | 6~7銘柄 | 30~40銘柄 |
ウェルスナビとTHEOどちらも共に買付ETF対象は、海外ETFで、ウェルスナビは7銘柄。一方、THEO(テオ)は30~40銘柄です。
ウェルスナビの場合、各資産クラス(株式や債券など)の代表的(メジャー)な銘柄へ買付を行います。
【 ウェルスナビの買付ETF 銘柄 】
資産クラス | 銘柄 | 運用会社名 | 投資先 |
米国株 | VTI | バンガード | 米国の大・中・小株 |
日欧株 | VEA | バンガード | 日本やヨーロッパなどの先進国株 |
新興国株 | VWO | バンガード | 中国・台湾・インドなどの新興国株 |
米国債券 | AGG | ブラックロック | 米国の債券市場に連動 |
物価連動債 | TIP | ブラックロック | 米国の物価連動国債 |
金 | GLD | ステート・ストリート | 金の価格に連動 |
不動産 | IYR | ブラックロック | 米国のリート・不動産株 |
ウェルスナビでは、各資産クラスで明確な銘柄の投資対象基準(スクリーニング)を設けており、最良と考えられるETFを買付しています。

ウェルスナビの買付ETFスクリーニングのイメージ
ウェルスナビの買付ETFの選定基準は、「パッシブ(インデックス)投資である」「ETFの純資産額が大きい」「流動性のあるETF」「外国投資信託届出がされている」「取引・保有などが低コスト」と5つ項目があります。
一方、THEO(テオ)の買付ETFは30~40銘柄ありますが、全ての銘柄へ買付するわけではなく、ユーザーにあわせて最適なポートフォリオ(231通り)を組みます。
また、THEOの資産クラスは「グロース(株式中心)」「インカム(債券中心)」「インフレヘッジ(実物資産中心)」と主に3つあり、各資産クラスで各地域分散をして経済状況に合わせて幅広く投資をします。
【 THEOの買付ETF 銘柄 】
ポートフォリオ | 銘柄 | 運用会社名 | 投資先 |
グロース | VTV | バンガード | 米国の大型割安株 |
VBR | バンガード | 米国の小型株 | |
VBK | バンガード | 米国の小型株 | |
VOE | バンガード | 米国の中型の割安株 | |
VOT | バンガード | 米国の中型の成長株 | |
VPL | バンガード | アジア先進国の大型・中型株 | |
QQQ | パワーシェアーズ | NASDAQに上場している大型株 | |
EWG | iシェアーズ | ドイツ株 | |
EWJ | iシェアーズ | 日本株 | |
EPP | iシェアーズ | 日本を除くアジア先進国の大型・中型株 | |
VWO | バンガード | 新興国株 | |
EWW | iシェアーズ | メキシコ株 | |
EWZ | iシェアーズ | ブラジル株 | |
EWY | iシェアーズ | 韓国の大型株・中型株 | |
EWT | iシェアーズ | 台湾株 | |
FXI | iシェアーズ | 中国大型株 | |
インカム | IEF | iシェアーズ | 残存期間7-10年の米国債 |
TLT | iシェアーズ | 残存期間20年超のアメリカ債 | |
VMBS | バンガード | 米国政府期機関が発行した住宅ローン担保証券 | |
LQD | iシェアーズ | アメリカドル建ての投資適格の社債 | |
MBB | iシェアーズ | 米国政府期機関が発行した住宅ローン担保証券 | |
EMB | iシェアーズ | 新興市場債券 | |
IHY | ヴァンエックベクトル | 国際債券 | |
HYG | iシェアーズ | 米ドル建てのハイイールド社債 | |
SRLN | SPDR ブラックストーン | 米ドル建てのパンクローン | |
インフレヘッジ | IAU | iシェアーズ | 金(現物) |
SLV | iシェアーズ | 銀(現物) | |
DBA | パワーシェアーズ | 農作物の先物 | |
DBC | パワーシェアーズ | コモディティの先物 | |
IYR | iシェアーズ | 米国のリート・不動産株 | |
RWX | SPDR | 米国を除く世界各国のリート・不動産株 | |
IGF | iシェアーズ | インフラ関連株 | |
WOOD | iシェアーズ | 林業関連株 | |
TIP | iシェアーズ | 米国の物価連動国債 |
THEOも買付ETFの選定基準を設けており、「ETFの資産規模」「ETFの流動性」「経費率」「運用期間の長さ」で決定しています。
ウェルスナビは6~7銘柄、THEOは30~40銘柄とTHEOの方が買付ETFの種類は豊富です。ウェルスナビは例えば米国株でいうと、1つのETFの中に大型株・中型株・小型株が内包されていますが、THEOではそれぞれを個別のETFで投資をし、より細やかな分散を実現しています。
ウェルスナビは、各資産クラスで資産規模・流動性などから低コストメジャーなETFを買付している一方、THEOの場合は国際分散しなるべくリスクを減らすような戦略を採り、特に資産価格の変動に不慣れな投資初心者にも受け入れやすい運用を心がけていると受け取れます。
ちなみに、自分のTHEOの資産ポートフォリオは約20銘柄ほどで、全てのETFへ投資をするわけではありません。
4.運用手数料で比較
ロボアドバイザーは運用手数料がかかります。ウェルスナビとTHEO(テオ)それぞれの運用手数料を比較します。
ウェルスナビ | THEO(テオ) | |
運用手数料 | 3,000万円まで年率1.0%(税抜) 3,000万円を超える部分は年率0.5%(税抜) |
運用手数料は、ウェルスナビとTHEO(テオ)もどちらも基本は同じです。
手数料はシンプルで、預入資産の評価額に対し、1%(年率、消費税別)の手数料がかかります。また、預入資産が3,000万円を超える部分は1%でなく0.5%(年率、消費税別)の割引手数料が適用されます。

入出金手数料やETF(上場投資信託)売買手数料、為替手数料、リバランス手数料などはかかりません。これらの手数料はウェルスナビとTHEOが負担してくれます。
基本手数料はどちらも変わりませんが、ウェルスナビは50~200万円預け入れ資産額があれば6ヶ月ごとに0.01%を手数料を割引、200万以上であれば6ヶ月ごとに0.02%を割引いてくれる長期割というサービスがあり、自動で反映されます。
ウェルスナビの長期割は、最大割引下限0.9%(年率)まで割引可能です。長期で資産運用(50万以上)するのであればウェルスナビの方が若干手数料は安くなります。
1%が高いという声もありますが、それ以上のリターンを期待できれば高くないと自分は思っています。
実際、投資信託商品で人気のある「ひふみプラス」(SBI証券と楽天証券で投資信託買付ランキング1位)や「セゾン投信」などは運用管理費用(信託報酬)が1%を超えていますが、それ以上にリターンが期待できるので人気があります。
→ 3,000万円まで年率1.0%(税抜) 3,000万円を超える部分は年率0.5%(税抜)
・ウェルスナビは長期割があり、最大割引下限0.9%(年率)まで手数料割引
5.入出金・買付のタイミングで比較
入金の方法や出金の期間・申込から買付までの期間もウェルスナビとTHEO(テオ)では差異があります。
ウェルスナビ | THEO(テオ) | |
入金方法 | 銀行振込・クイック入金 | 銀行振込・クイック入金 |
申込から買付のタイミング | 最短1営業日 (画面反映までは最短1営業日) |
最短2営業日 (画面反映までは最短4営業日) |
20時までに口座に入金すると当日に買付 | 15時までに口座に入金すると、翌営業日に買付 | |
出金までの期間 | 依頼日より最短3営業日 | 依頼日より最短4営業日 |
こうして、入金方法や申込(入金)から買付のタイミングや出金までの期間で比較すると、THEO(テオ)よりもウェルスナビの方が対応が早いことがわかります。
クイック入金とは、インターネットバンキングサービスを利用して、メンテナンス時間を除く365日24時間リアルタイムで入金できるサービスのことです。
ウェルスナビは三井住友銀行、みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、住信SBIネット銀行に対応しており、30,000円から利用可能で、手数料は無料です。(土・日・祝日含む)
THEO(テオ)は住信SBIネット銀行に対応しており、10,000円以上、1円単位で利用可能で、手数料は無料です。(土・日・祝日含む)
ウェルスナビとTHEO(テオ)はどちらも、入金すると自動的に買付が行われる仕組みです。
6.独自サービス(強み)で比較
ウェルスナビとTHEO(テオ)のそれぞれのロボアドバイザーサービスとしての強み 独自サービスなどを比較していきます。
ウェルスナビ | THEO(テオ) | |
独自サービス(強み) | 自動税金最適化(DeTAX) | 最低投資金額が1万円 |
ウェルスナビの独自サービス(強み)としては、自動税金最適化(DeTAX)と専用アプリがAppstoreとGooglePlayどちらもあります。

ウェルスナビの自動税金最適化(DeTAX)は、分配当やリバランスなどによって生じる税負担が一定額を超えた場合に、ポートフォリオ内の銘柄の中に含み損がある銘柄があれば、その銘柄を一度あえて売却しすぐに買い戻すことによって損を実現(確定)し、利益と相殺することでその年の税負担を軽減しれくれるサービスのことです。
例えば、分配金として1,000円を受け取った場合、受け取りなので利益確定となります。その状況の際に、税負担を考えて含み損状態の銘柄があれば、あえて一度売却して損失を確定させて相殺させるということです。
含み損の状態では損は確定していないため、あえて損を確定させるということですね。主に年末あたりで調整
AIを活用した全て自動化して資産運用をしてくれるロボアドバイザーならではのサービスです。この自動税金最適化(DeTAX)は、ロボアドバイザーではウェルスナビだけのサービスです。
また、ウェルスナビは専用アプリがAppstoreとGooglePlayどちらもあり、THEOはAppStoreのみ対応しています。どちらも非常に見やすい構成になっています。

ウェルスナビのアプリ画面(ポートフォリオ)
ポートフォリオ(各資産状況)の確認・入金・積み立て・取引履歴など全てアプリで見ることができます。これもロボアドバイザー各社で唯一です。アプリについては後述でまた書きます。
一方、THEO(テオ)のサービスの強みは、ウェルスナビのようにこれといった独自のサービスはないですが、最低投資金額が1万円から始められることです。

THEOの最低投資金額は1万円から
THEO(テオ)も2017年8月にウェルスナビ同様に最低投資金額(10万円から1万円)を引き下げて、資産運用スタートハードルを下げました。
ロボアドバイザー上位3社のウェルスナビ・THEO・楽ラップでは、ウェルスナビが10万円~で、THEOが1万円~、楽ラップが10万円~と最低投資金額のハードルが一番低く一番手軽に始められます。
7.利用ユーザー数とユーザー層で比較
ウェルスナビとTHEO(テオ)の利用ユーザー数と利用ユーザー層の違いについて比較してみます。
ウェルスナビ | THEO(テオ) | |
利用ユーザー数 | 26,000口座以上 | 18,000口座以上 |
利用ユーザー層 | 投資経験者が90%以上 | 投資経験初心者が80%以上 (20代~40代が70%以上) |
利用ユーザー数(口座数)のデータについては、一般社団法人日本投資顧問業協会による「ラップ業務契約資産状況」の資料から引用しています。(2017年9月末時点)
ウェルスナビは、預かり資産金額・ユーザー数で国内No.1のロボアドバイザーのため、ユーザー数はウェルスナビの方がTHEO(テオ)よりも多いです。
また、利用ユーザー層に違いがあり、ウェルスナビは投資経験者が90%以上に対して、THEO(テオ)の利用ユーザー層は投資経験初心者(ほとんどない、ある 程度の合計)が84%という割合で、20代・30代で約48%と約過半数です。20代~40代のユーザーでみると全体の約78%です。

この利用ユーザー層の違いは、ウェルスナビはサービススタート当初に最低投資金額が100万円~だったことで投資未経験者にはハードルが高かったことと、一方THEO(テオ)は最低投資金額がウェルスナビよりも低く、資産運用方針決定の診断内容も簡単なので投資未経験者が多いというのが理由だと思います。
8.アプリで比較
先ほども記載しましたが、スマートフォンのアプリですが、ウェルスナビにはAppstoreとGooglePlayどちらもあり、THEO(テオ)はAppStoreのみ対応しています。
ウェルスナビ | THEO(テオ) | |
AppStore | 〇 | 〇 |
GooglePlay | 〇 | × |

ウェルスナビは、アプリ1つでポートフォリオの各資産のリターンの確認や入出金・積立設定・取引履歴など取引におけるすべて簡単に操作することができます。
THEO(テオ)は、まだGooglePlayには対応していませんが、スマホ画面での使いやすさの面で2017年に総合的にデザイン評価・推奨をするグッドデザイン賞を受賞しています。
ロボアドバイザーは元々全て自動化で資産運用を行うサービスのため、普段から逐一ログインして利回りの確認など頻繁にする必要はありませんが、確かにアプリがあると便利です。
結局、ウェルスナビとTHEOどっちがおすすめなの?
10万円以上ロボアドバイザーに投資できるのであれば、ウェルスナビがいいと思います。
独自サービスの自動税金最適化機能(DeTAX)や入出金(出金反映営業日)のスピードの早さなど、ロボアドバイザー各社の中では運用以外のサービスクオリティが先行しています。
国内ロボアドバイザーのユーザー(口座)数がNo.1なのも頷けます。
ただし、投資金額に10万円をいきなり投資するのは難しい、まずは少額から始めたい・ロボアドバイザーのサービスを利用してみたいという方、リターンの安定性を重視し、きめ細やかな分散投資で資産形成を体験したい方は最低投資金額1万円から始められるTHEO(テオ)をおすすめします。
ウェルスナビ
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最低投資金額10万円から始められ、専用アプリや自動税金最適化機能(DeTAX)などの独自サービスも多く、国内のロボアドバイザーでは一歩リードしています。10万以上予算があれば、ウェルスナビがおすすめ。
THEO(テオ)

最低投資金額1万円から始められるロボアドバイザー THEO(テオ)。
THEOのユーザーは、投資初心者の割合が80%以上で少額から始められるのが強み。10万円以下の少額からまずロボアドバイザーを始めたい人におすすめ。