自分(buka)は、国内の仮想通貨取引所ではZaif(ザイフ)を一番利用しています。
Zaif(ザイフ)の最大の魅力は、各通貨購入・売却手数料が安いことと積立投資やトークン取り扱いの点。しかし、Zaifにはデメリットも多くあります。

目次
仮想通貨取引所 Zaif(ザイフ)とは?
内容 | |
会社名 | テックビューロ株式会社 |
設立日 | 2014年6月16日 |
資本金 | 8億3,013万円(資本準備金含む) |
所在地 | 大阪府大阪市西区西本町1-4-1オリックス本町ビル4F |
代表取締役 | 朝山 貴生 |
仮想通貨交換業者登録 | 登録番号00002号 |
仮想通貨取引所 Zaifは、テックビューロ株式会社が運営していて、朝山貴生(@TakaoAsayama)さんという方が設立しました。
テックビューロ株式会社 代表取締役社長の朝山 貴生さんは、元々15歳の時からエンジニアの方でPC用ゲームなどを開発されていました。インターネット広告配信システムと並行輸入で起業したり、クレジットカード決済サービスを提供されたり、2016年度には経産省のブロックチェーン検討会委員を務めている方です。
朝山貴生さんは、ホリエモンこと堀江貴文さんと親交が深くBitcoinウォレットサービスで共同でテストしていたZaifで技術術アドバイザーを務めていました。
Bitcoinウォレットサービスで共同でテストしていたZaifが取引所になって、モナコインも取引できるようになったみたい!http://t.co/OIZgs9mVS0
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) March 4, 2015
Zaif(ザイフ)は、国産のビットコイン・モナーコイン取引所の老舗etwingsを買収し、改修を加えZaif Exchangeとしてリリースされた仮想通貨取引所です。
Zaifを運営するテックビューロ株式会社は、2017年12月からテックビューログループの社員の給与上乗せで30%相当の仮想通貨やトークン(後述詳細記載)を付与することを発表。
https://www.excite.co.jp/News/release/20171227/Prtimes_2017-12-27-12906-78.html
GMOも社員が給与をビットコインで受け取れる制度を発表して、給与を仮想通貨で支払う企業が増えていますが、テックビューログループで働く社員の方々の自社評判も高そうですね。
国内仮想通貨大手取引所のbitFlyerは、成海璃子さんをTVCMなどのイメージキャラクターで起用。コインチェック(Coincheck)は、出川哲朗さんを起用していますが、Zaifは2018年12月まで1年間キングオブコント2017で優勝したかまいたちさんを起用してYoutubeで動画タイアップをしています。
かまいたちさんと言えば、ボケ担当の山内さんがキングオブコント2017の優勝賞金の使い道を仮想通貨にぶっこむとインタビューで発言し、話題になりました。仮想通貨はネム(XEM)がお好きのようで、普段から取引所はZaifを使っていると発言されています。
また、2018年2月16日から女優・剛力彩芽さんを起用し、TVCM放映も始めています。
Zaif(ザイフ)の特徴と取り扱い仮想通貨種類
Zaifの最大の特徴は、「取引手数料が安い(マイナス手数料)」「積立投資が可能」「仮想通貨(トークン含む)取り扱い種類が豊富」です。
これらは他仮想通貨取引所にはない、Zaifの強みです。
Zaifの強みは、後にメリット・デメリットで詳細に紹介しますが、取り扱い仮想通貨の種類をまとめておきます。
仮想通貨取引所 | 取り扱い種類 | 取り扱い仮想通貨 |
主要仮想通貨 | 5種類 | BTC、ETH、XEM、MONA、BCH |
トークン | 8種類 | ZAIF、XCP、BCY、SJCX、FSCC、PEPECASH、CICC、NCXC |
COMSA | 2種類 | CMS:ETH、CMS:XEM |
主要仮想通貨では、ビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)・ネム(XEM)・モナコイン(MONA)・ビットコインキャッシュ(BCH)の5種類を取り扱っています。
Zaifでは、国内仮想通貨取引所で唯一 トークンとよばれる種類も8種類取り扱っています。トークンとは、簡単にいうとブロックチェーン上の独自の通貨(代替通貨)のことで株式のようなイメージです。Zaifトークンというものもあり、ZaifトークンはZaifを運営するテックビューロが発行しています。
2017年12月よりCOMSAトークン2種類(Mosaic CMS:XEM・ERC20トークン CMS:ETH)の取り扱いも開始しました。
COMSAとは、日本初のICO(Initial Coin Offering 仮想通貨発行による資金調達手法)用プラットフォームのことで、プレセール中に100億円集めたことで大きく話題になりました。
ICOとは、IPO(新規公開株)のようなもので仮想通貨で資金調達することの略称です。
また、古くからビットコイン・イーサリアム・モナコインを推していた堀江貴文さんも「日本の企業がICOで100億円を集めた。これは、まさに時代の変わり目だと思う」と発言し、ご自身がCOMSAトークンを購入されています。
Zaif(ザイフ)のメリット
それでは、仮想通貨取引所 Zaifのメリットを主に3点まとめていきます。
1.取引所 売買手数料が全通貨無料(0%)以下。BTCはマイナス手数料

Zaifの最大のメリットは、何といっても「全通貨売買取引手数料が無料(0%)以下」という点です。ビットコイン(BTC)に限っては、マイナス手数料なので購入しても売却しても手数料が日本円でキャッシュバックされます。
Zaif 仮想通貨取引所手数料 | 購入手数料(円) | 売却手数料(円) |
ビットコイン(BTC)指値 | -0.05% | -0.05% |
ビットコイン(BTC)成行 | -0.01% | -0.01% |
イーサリアム(ETH)指値 | 0% | 0% |
イーサリアム(ETH)成行 | 0.1% | 0.1% |
ネム(XEM)指値 | 0% | 0% |
ネム(XEM)成行 | 0.1% | 0.1% |
モナコイン(MONA)指値 | 0% | 0% |
モナコイン(MONA)成行 | 0.1% | 0.1% |
ビットコインキャッシュ(BCH)指値 | 0% | 0% |
ビットコインキャッシュ(BCH)成行 | 0.1% | 0.3% |
各種トークン 指値 | 0% | 0% |
各種トークン 成行 | 0.01%~0.1% | 0.01%~0.1% |
COMSAトークン 指値 | 0% | 0% |
COMSAトークン 成行 | 0.1% | 0.1% |
指値注文をすれば、全通貨購入・売却手数料は無料(0%)以下です。
指値注文とは、購入もしくは売却する価格を自分で指定して注文する方法のことです。
例えば「ビットコイン(BTC)を1,800,000円で0.2BTC分購入」といったように価格と数量を自分で指定します。その時間帯の相場価格で注文すれば、値動きが激しい時間対を除いてほとんどすぐ約定(売買成立)します。
一方、成行注文は時間優先で約定されすぐに購入・売却することが可能です。ただし、予想価格よりも上下する場合があるので、基本的には指値注文をおすすめします。

Zaifの取引手数料キャッシュバック
Zaifでビットコイン(BTC)売買取引を行えば、このように取引手数料が日本円でキャッシュバックされます。(本人確認が全て完了しているユーザーに限る)
アカウントの「ボーナス獲得」という画面でキャッシュバックを受け取ることができます。売買取引成立の翌日にアカウントに反映されます。注意点としては、自分で受け取る(獲得)ボタンを押さないと反映されないことと翌日10時から23:59:59までの間に受け取らないと(獲得)権利が失効します。

・アカウント内のボーナス獲得から自分でキャッシュバックを受け取る
・翌日の10時から23:59:59までに受け取らないと権利を失効する
2.積立投資が可能

Zaifの2つ目のメリットは、毎月特定した「仮想通貨の積立投資が可能」です。
Zaifの積立投資は、ビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)・ネム(XEM)・モナコイン(MONA)の計4種類の仮想通貨で積立が可能で、設定した金融機関(銀行)から自動で口座引き落としされます。
仮想通貨は1日で30%以上値動きも起きる非常に値動きの激しい市場です。毎月一定金額を購入し続けることで、ある程度リスクを軽減して投資を行うことが可能です。積立投資はドル・コスト平均法といって、投資市場などではポピュラーな投資方法です。

引用元:不動産投資の教科書
毎月27日に金融機関より指定した金額が引き落としされ、積み立て用資金に一度プールされます。翌月10日~翌々月9日(土日祝日を含む)までの日数で日割りの買い付け金額が決定し、日毎の買い付けレートで仮想通貨を積立購入してくれます。
日 | 内容 |
毎月8〜10日頃 | 翌月分の積み立て申し込みと、積み立て金額の設定変更締め切り |
毎月27日 | 翌月分を銀行口座より自動引き落とし |
翌月10日~翌々月9日 | 上で引き落としした分の積み立てについて、日毎に自動的に買い付け、翌日アカウントに振替 |
積立投資のスケジュールは上記の通りです。
イーサリアム(ETH)は、2018年期待できる仮想通貨ですし、イーサリアムの積立投資はおすすめですね。
3.トークン・COMSAなどの独自通貨の取り扱いが豊富
Zaifの3つ目のメリットは、「トークン・COMSAなどの独自通貨の取り扱いが豊富」という点です。
通貨名 | |
トークン | ZAIF(ザイフトークン) |
XCP(カウンターパーティー) | |
BCY(ビットクリスタル) | |
SJCX(ストレージコインエックス) | |
FSCC(フィスココイン) | |
PEPECASH(ペペキャッシュ) | |
CICC(カイカコイン) | |
NCXC(ネクスコイン) | |
COMSA | CMS:XEM |
CMS:ETH |
Zaifでは、トークンを8種類、COMSAを2種類取り扱っています。
Zaifトークンは、Zaifを運営するテックビューロ株式会社が発行。FSCCトークンは、仮想通貨取引所を運営したり投資情報を発信する株式会社フィスコが発行。CICCトークンは、銀行・証券・保険・物流・情報サービスなど多くの業種において、システムを構築してきた株式会社カイカが発行しています。
いずれも今のところトークンを所持するユーザーメリットはありませんが、海外取引所binanceのbinanceコインのように、Zaifトークンを利用すれば取引手数料がさらに安くなる・入出金手数料が無料になるなど、なにかしら通貨を購入するユーザーにメリットがあれば価格は値上がりしていくかもしれないですね。
Zaif(ザイフ)のデメリット
一方、Zaifにはデメリットも存在します。実体験とユーザー評判からデメリットをまとめました。
1.サポートが遅い
Zaifのデメリット1つ目は、「サポートが遅い」ことです。
主に、Zaifへ新規登録から本人確認のハガキの受け取りの遅さやカスタマーサポートへ問い合わせの返信の遅さですね。
やっとzaif からハガキ届いた!だいたい1ヶ月くらいかかったかな?
— パラノイア (@money_paranoia_) December 29, 2017
Zaifやっとハガキの発送通知来た…ビットバンクとかコインチェックと同じ日に申請したのに2週間以上かかってるやんけ…圧倒的人不足感を感じる
— あろちょれ (@aroerina3) January 2, 2018
SNSのZaifの評判でも、登録をしても本人確認のハガキがなかなか来ないという声があがっています。時期にもよると思いますが、人によっては1ヶ月以上待たされることも。
それほど、取引手数料がマイナスな点や積立投資が可能な点で人気が出ているため、新規登録者が殺到しているからかもしれません。
ちなみに、自分は2017年9月頃にZaifで新規登録をしましたが、本人確認のハガキが来るまでに2週間~3週間ほどかかりました。bitFlyerでは翌日、コインチェックでは翌々日に本人確認のハガキが届いたので、Zaifの対応はかなり遅いですね。
本人確認のハガキの受け取りだけではなく、Zaifのサポートへメールで問い合わせをしても返信はかなり遅いです。むしろ返信がないことが多いです。
自分は本人確認のハガキの確認の問い合わせ含めて、計4回ほどZaifへ問い合わせをしましたが返信があったのは1度のみです。それ以外の問い合わせは未だに返信がありません。
bitFlyerとコインチェックでもよく問い合わせをしていますが、bitFlyerとコインチェックはカスタマーサポートがしっかりしていて、当日中・翌日中にはなにかしらの返信がメールで必ず届きます。
これらのサポート対応の遅さの点は、Zaifのデメリットですね。
仮想通貨取引所 Zaifはメリットも多く、仮想通貨取引所主要5社比較ランキングの記事では1位にしていますが、指値注文・成行注文がわからないような投資初心者の方で仮想通貨から投資を始めるという方には、Zaifはあまりおすすめしません。
仮想通貨投資初心者の方であれば、売買がわかりやすいbitFlyerやコインチェックをおすすめします。bitFlyerやコインチェックを利用して、「手数料が高いな」と思えるようになればZaifでの利用をおすすめします。
2.webサーバーが弱い
Zaifの2つ目のデメリットは、「webサーバーが弱くサーバーエラーでログインできないときがある」ことです。
zaifが手数料マイナス0.05%とかで一番お得だけど新規登録パンクしててハガキ来ないしサーバ糞弱くてなかなか決済されないらしい
— ふじこいん (@fuji_coin) December 21, 2017
この大事なときに502連発とか予期しないエラー()とかいうのやめてほしい#Zaif
— ちー(ときどきつい減) (@chi_crocodile) December 22, 2017
たまに、値動きが激しい時などにサーバーが落ちてログイン出来なかったり、注文が通らないときがあります。COMSAがZaifで取引できるようになったときは、サーバー落ちが頻繁に続きました。
SNSのZaifの良くない評判では、この点が多いです。
最近では、サーバーの増強を行ってまともになってきたと噂です。ただ何か月に1回あるかないかなので、普段仮想通貨取引を行う上では特に問題ありません。これらの点も今後解消されていくと思います。
まとめ
仮想通貨取引所 Zaifを利用する最大のメリットは、「取引手数料が安い(マイナス手数料)」「積立投資が可能」「仮想通貨(トークン含む)取り扱い種類が豊富」。
一方、デメリットは「サポート対応が遅い」「サーバーが弱い」点。
取引手数料が無料(0%)以下の点は非常に魅力なので、仮想通貨投資経験者におすすめな取引所です。

仮想通貨 取引・売買におすすめの取引所
1位.bitbank(ビットバンク)
2018年9月30日まで全仮想通貨の売買取引手数料が無料キャンペーン中のbitbank。リップル(XRP)などの人気の主要アルトコインを取引所形式で取引手数料無料は魅力。もちろん指値注文も可能。
2位.bitFlyer(ビットフライヤー)
ユーザー数・取引量・資本金(40億円)で、3年連続No.1 国内最大取引所 TVCMでお馴染みのbitFlyer。まず仮想通貨取引を始めたい人向き。三井住友銀行グループ・みずほ・SBIグループなども出資。BTC FX取引量国内最大でFXもおすすめ。

3位.Zaif(ザイフ)
ビットコインやアルトコイン・トークンを様々取り扱っていて、唯一積立投資(ドルコスト平均法)ができるZaif。毎月口座引き落としで、定期的に投資が可能です。
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